ブレイクスルー感染
Facebook・三浦 直樹さん投稿記事
診察終了‼️
恥ずかしながら最近知りましたが、コロナウイルスワクチン接種後のコロナウイルス感染を『ブレイクスルー感染』と言うんですね。
まともに免疫学を知ってる人なら、コロナウイルスワクチンを接種しても、感染する可能性があることは、当たり前の事実。
現に、世界でも日本でもワクチン接種後の感染者が増えていることは既に報道されていますし、オリンピック選手のワクチン接種後感染のニュースも連日、報道されています。
変異株が増えれば、なおさらの話ですよね。
ワクチン打ったからと言って100%安全と言う訳ではないですよ、と言う事を記事にさせていただきました。
決して皆様の恐怖心を煽りたい訳ではないのですが、事実として。
健康雑誌『安心』さんの記事です。
最後の表は、ネットからお借りしました。
ご参考まで。
https://mainichi.jp/articles/20210713/ddl/k27/040/403000c 【新型コロナくらし情報 ワクチン接種後の「ブレークスルー感染」 少数だが実例、油断は禁物】 より
毎日新聞 2021/7/13
日本に導入されたファイザー、モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンは、臨床試験で約95%の発症予防効果を示した。2回目の接種を終えて2週間程度たつと十分な免疫ができるとされるが、それ以降の感染例も少数ながらある。
こうした感染は海外で「突破」という意味の「ブレークスルー感染」と呼ばれる。米疾病対策センター(CDC)が米国での2021年1~4月の事例を集計したところ、約1万人いた。その間に約1億100万人が接種を完了したため、頻度は0・01%という計算だ。
ブレークスルー感染の理由として考えられることは幾つかある。そもそもワクチンの効果は100%でなく、接種で獲得できる免疫の強さに個人差があることなどだ。さらに、ウイルスが変異するとワクチンの効果が落ちる可能性も国内外の研究で指摘されている。
専門家は「マスク着用などの予防策は、国民の多くがワクチン接種を終えるまで続けて」と呼び掛けている
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1365218.html 【コロナ「ブレークスルー感染」、増加の見込み【WSJ厳選記事】】より 2021年7月30日
2021 年 7 月 30 日 09:39 JST 更新プレビュー
ワクチン接種完了後の感染、デルタ株が一因の可能性も
今年に入り新型コロナウイルスワクチンを接種した米国人の間で、驚くべきニュースがまれに聞かれる。新型コロナの陽性反応が出ているのだ。
こうした「ブレークスルー感染」が注目を集めている。感染力の強いデルタ株の感染が米国各地で急増する中、米疾病対策センター(CDC)は今週、これまでの方針を変更し、一部地域のワクチン接種者に屋内でのマスク着用を推奨するとした。
医療専門家はブレークスルー感染が増加すると予想している。一方で、感染例については、大半を重症化から守るというワクチンの強みを明らかにしていると述べている。
ブレークスルー感染者数を把握するのは困難だが、医療専門家によると、高齢者や免疫力の低下している人は最もリスクが高い。
CDCの5月下旬の報告によると、今年の1月1日から4月30日までの間に、46の州と米領土で最終接種から14日以上経過したワクチン接種者のコロナ感染が1万件余りに上っていた。これは、4月30日時点でワクチン接種を完了していた約1億人のおよそ0.01%に相当する。
キングス・カレッジ・ロンドンの研究者らが5月下旬にプレプリント・サーバー「medRxiv」で公開した研究によると、ワクチンを接種しても陽性と診断された人は、未接種者に比べて咳(せき)や発熱、頭痛、倦怠(けんたい)感などの症状が少なく、軽度だった。
また、ワクチン接種者はウイルス検査で陽性となっても、無症状の場合が多いことも明らかになった。
この研究論文(未査読)は12月8日から5月14日にかけて、新型コロナ感染の症状を研究する英ZOEのアプリ利用者データを分析。対象群には、1回目の接種を終えた約110万2192人、2回目を接種した55万9962人が含まれた。その中で1回接種者のうち2394人、2回接種者のうち187人がコロナの陽性反応を示した。
研究者はこの対象群を、コロナ検査で陰性となったワクチン接種済みの成人、およびワクチン未接種で陽性となった人々と比較した。
バンダービルト大学医学部で感染症を専門とするウィリアム・シャフナー教授によると、コロナワクチンは感染を完全に防ぐわけではない。新型コロナのブレークスルー感染は、人の免疫系がワクチンに最適に反応しない場合に起こり得るという。それでもワクチンは、ウイルスが体内を循環し、増殖して重篤な感染症を引き起こすのを防ぐ。
「ウイルスは私たちにとりつき、体内に入って増殖し始める。しかし、体内の防御軍が呼び起こされ、それを抑制するので、ウイルスは決して突破できない」とシャフナー氏は語る。「侵入者を浜辺にとどまらせ、内陸には決して侵入させない」
人によっては、ウイルスを撃退するまでに2~4日ほど軽い症状が出るが、ワクチン接種者は一般的に重症化せずに済むという。
ジョージタウン大学のアダム・ロスマン教授(歴史学)は「風邪よりひどい」と話す。4月から5月にかけて米モデルナ製ワクチンを接種したにもかかわらず、検査で陽性反応が出た。「微熱とひどい鼻づまり、筋肉痛、倦怠感、すさまじい頭痛に襲われ、まるでインフルエンザのようだった」
ロスマン氏によると、3日間ほど特に激しい症状が出て、咳や胸の詰まりなどがあり、1週間近く体調不良が続いた。においが分からなくなったが、味覚は失われなかったという。
確認されたウイルスの中で最も感染力の強いデルタ株が、ワクチン接種者の間で感染が広がる原因となっている可能性もある。
CDCによると、デルタ株は現在、米国の感染の8割以上を占め、これまで主流だったアルファ株に比べて感染力が40~80%高いと推定されている。
7月にmedRxivに掲載された中国の研究によると、デルタ株感染者はコロナの初期型ウイルスに感染した人に比べ、約1000倍のウイルス量を保有していた。
研究では、デルタ株の感染症で体調を崩した62人を追跡調査し、感染者がこれまでより早い時期から他の人に感染させやすくなる可能性があることを突き止めた。
イエール大学の免疫学者である岩崎明子氏によると、デルタ株のウイルス量が多ければ、ワクチン接種者でも防御システムが圧倒される恐れがある。
また、ワクチンを接種していれば、ウイルスを他人に感染させる可能性はかなり低くなるはずだが、デルタ株のように高いレベルで複製できる変異株の場合、ワクチン接種者でも大量のウイルスに触れることで、他の人にウイルスを感染させてしまう可能性があると岩崎氏は言う。ワクチンを接種した人の体内でどれだけのウイルスが複製されるかにもよるという。
そうしたレベルのウイルスは、ワクチン接種者も含め全ての人にリスクをもたらすと岩崎氏は指摘。「山火事の中にいると想像してみてほしい」と言い、「バリアーがあっても、もっと圧倒的に多くにさらされることになる」と続けた。