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補綴の選択

2017.02.06 06:07

こんにちは。マネジメント歯科衛生士の辻村香恵です。


あなたは歯医者の治療で補綴の選択どうされていますか?

聞いたことない。先生が勝手に進めて銀歯になった。などございませんか?


最近友達からよく相談を受けます。

「患者様に補綴の選択せずに銀歯が入っちゃう」「私達、歯科衛生士は先生の治療の時間稼ぎだ」「患者様の意識が低すぎるから」などなど。


私は、「えっ?」て思うわけですけれど。

分からなくもない自分もいます。


患者様は、そもそも専門家ではありません。知識がないのはまず当たり前として考えなければなりませんよね。

私達がまず伝える。

そして、患者様も分からないから歯医者に来院されてる。

いかに、患者様の質問を聞き潜在的に思っている事を顕在していかなければ、患者様も先生の方針で「はい」ってなってしまうわけです。


患者様が自分で調べてこうなりたい!こうして下さい!というふうに、もともと考えがあったとしても診査診断して、その治療が出来るのか出来ないのか判断して話し合いながらお互い同意して治療を進めていくのが、患者様のゴールだと思うんです。


先生の時間稼ぎ?それもあるかと思います。先生は何人もの患者様を診ないといけませんからね。でも、その接している間に患者様にいろいろとお伝えすることは出来ます。

クリーニングの重要性とか、細菌の事とか、食べ物のこととか、姿勢とか、薬の副作用のこととか・・・


少し考え方を変えなくてはなりません。


また、「セラミックは高額だから勧めれない」とも聞きますが、セラミックのいい理由はプラークが付きにくい、カリエスリスクも歯周病のリスクも減ったり、審美的にも優れていて美しい、歯茎の炎症が少なくなるなど長期的にみて患者様のプラスになります。

それを伝えて、またデメリットも伝える。

噛み合わせが強いとか、クリアランス(間隔・空間といった意味で、人工歯を入れるときの隙間のこと。)がないと入れられないとか、欠けやすいと患者様によって口腔内も生活習慣も違いますからいろいろ聞いて伝えなければなりません。


そこで、決めるのは患者様です。


少ない時間でも有意義に。患者様のために高額でも伝えるべきです。


歯は削ったら元に戻りません。


MI治療「MI治療」とは?

「MI治療」って耳慣れない言葉ですよね。今まで長く歯医者に通っている方でも、ほとんど聴かれたことはないと思います。

どんなに歯ブラシをしていても、虫歯になってしまったら歯を削る必要があります。

また、重度の歯周病になってしまったら炎症組織を手術的に取り除く必要があります。

そこで登場するのが「MI」です。「MI治療」の「MI」というのは、Minimal Intervention(ミニマル・インターベーションまたは、ミニマム・インターベンション:最小限の侵襲)の略で、 治療法というよりは体の組織に対して、なるべく保存しようとする考え方の1つと思っていただければ良いでしょう。大きく考えればすべての歯科治療に当てはまると思います。


虫歯治療を例に取ると、一度歯を削ってなくなってしまったら、もう二度と再生することはありません。

また、どんなに最新の高価なもので歯を作ったとしても、あくまでも人工的なものであって、自分の歯に勝るものはありません。


だからこそ「MI治療」では、「歯を削る量を可能な限り少なくし、今ある歯を大切にする」という考え方をします。

当医院で行っている治療、特に虫歯治療や歯や歯ぐきに行っているレーザー治療はこの概念にのっとった治療穂法です。


MI治療のメリット・デメリットは?


MI治療:長所

歯を削る量が少なくてすむので、自分の歯を守ることができます。

歯の神経を取ることが少なくなります。

歯周病手術を行うことが少なくなり、必要以上の歯肉をとらずにすむので歯ぐきがやせにくくなります。

麻酔をすることが少なくなるので患者さんの負担が少なくなります。

必要以上に組織を傷つけないので治療中の痛みが最小限に抑えられます。

MI治療:短所

神経を残すので、治療後、まれに回復しきれなかった神経に痛みが出ることがあります。

虫歯菌のいない柔らかい歯の質を残すので、従来の方法より歯の詰め物の接着性が弱くなることがあります。


なんにせよ、被せものを被せる前にクリーニングによって細菌の数を減らす事が重要なのですから、歯科衛生士は先生の時間稼ぎではなく、患者様のためにいるのです。


先生方も少し歯科衛生士にも寄り添い考え価値観を伝えて頂ければ、働きやすい環境になり、患者様のためにと思う歯科衛生士が増えるのではないかと思います。


そして、患者様も質問して何故この治療が必要なのか、補綴(被せもの)のことや治療の事を聞いて下さい。


どうか、宜しくお願いいたします。