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EDICOLANTEのイタリア小さな可愛い街の旅行記とコラム

バルベリーニ広場 Piazza Barberini

2021.10.29 07:20


16世紀頃は、この広場はグリマーナ広場(Piazza Grimana)と呼ばれていた。アクイレイア出身の司教ドメニコ・グリマーニの家があり、葡萄畑となっていた。現在もパウルス5世が残した碑文"PAULO V PONT OPT MAX OB ADIACENTEM AREAM GRIMANAM NUNCUPATAM GENS GRIMANA GRATI ANIMI MONUMENTUM FECIT"がある。


1625年頃広場は、スフォルツァ家の枢機卿Rodolfo Pio da Carpiが住んでいたため、"Sforza a Capo le Case"と呼ばれるようになった。


この広場は18世紀まで、ここから不明の死体を乗せた馬車の出発地点で、人通りが多いこの地域を誰の死体か判るまで探していた。


広場の上に“太陽の宮殿(Reggia del Sole)”と呼ばれるバルベリーニ宮殿がある。

地下鉄A線バルベリーニ駅がある。


★ トリトーネの噴水

バルベリーニ広場の中央には、バルベリーニ家のウルバヌス8世の命で造られた、1642年~1643年の、バロックの巨匠ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作のトリトーネの噴水(Fontana del Tritone)がある。ドルフィンの上に大きな貝が口を開け、そこから海神トリトンが水を吹き上げる。バルベリーニ家の紋章が2つ付いている。

トラバーチンでできており、フェリーチェ水道(Acquedotto Felice)が流れ出る。


★ 蜂の噴水

蜂の噴水(Fontana delle Api)は、1644年作、同じくジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作、馬の水飲み場だった。バルベリーニ家の3匹の蜂のシンボルが使われている。

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★ シーナ・ベルニーニ・ブリストルホテル

18世紀に司教Baronetto di Bristolが住んでいた建物に、1874年にホテルが開館。


★ フェデリコ・フェッリーニ監督『甘い生活』

フェデリコ・フェッリーニ監督マルチェッロ・マストロヤンニ主演の映画『甘い生活』の映画のロケ地で有名なヴェネト通りが始まる広場である。高級ホテルのレストランやカフェが並ぶ通りである。

ファントッツィの映画など多くがこの広場で撮影された。


クイリナーレの丘とサッルスティアーニ庭園の間にある。