法人強化のPepperに新アプリ五種、益若つばさと田村敦が挑戦
【ビジネス・芸能ニュース】 ソフトバンク ロボティクス(代取:冨澤文秀)とソフトバンク(代取:孫正義、宮内謙)の両社は平成二十九年二月七日に東京・虎ノ門にて『Pepperの新たな取り組みに関する記者発表会』を開催した。ゲストには芸人・田村敦(癸丑)とモデル・益若つばさ(乙丑)が登場した。
両社は「Pepper(以下、Pe)」の法人取引を強化する。冨澤代取は「ロボットでどれだけ売上げが上がるか、どれだけコストが下がるのか。」と、ロボット導入による経営貢献を明確化していく。報道現在で、「Pe」の導入企業数は二千社。
サービス(案内・受付)、セールス(接客・販売)、PR(広告・CRM)の三つの切り口で新アプリ群を発表した。脳と心の「peヘルスサポート」、外出先からコントロールし見守る「peView」、家電を操作する「iRemocon」、臨場感を追求する「バーチャルサラウンド」、言葉や動きを誰でも記述できる「pe maker」の五種のアプリとなる。基本利用料は保有者は無料だ。
<pepper makerを推す>
中でも「pe maker」には力を入れる。背景や効果音等に拘りをみせ、完成した記述書を公開しSNSでシェアができる。当然、保有する「Pe」にインストールできる。同発表会では、コーヒー店でのデモが行われた。実体験は益若が行った。入店から注文、支払い、顧客情報の獲得等の一連の流れに益若も愉しみながら「Pe」の接客を受けた。冨澤代取は「クーポンは人よりも何倍も獲れる。」と、ロボットの優位性を説いた。
同社のアプリ「pe maker」の事業リーダに選出された田村は「Pe」を一年ほど前から保有している。「感覚的に触れて、物凄く簡単。」と記述の入力の簡易さをアピール。小学二年生が扱える仕様だ。また「三十分もあれば、動き言葉も入れられる。」と述べた。今後は音楽等を強化し進化させていく。
「Pe」自体はNAOqiベース、Androidベースは年内を目途にする。販売台数は万単位(詳細は未公表)。会話の速度や声の高さ等を調整が可能だ。法人向けにはレンタルで本体(三年分割)と基本プランで利用できる。
コピペ記者が嫌い
囲み取材で田村は「Pe」のメリットとして、家族との会話が増えた点を強調。「ホットなニュースを伝えてくれる。」と情報収集にも役立てている。益若のゴシップネタに話しが移り、田村はリポータのマイクを借り、取材サイドに加わった。両者ともTw等から記事を作る「コピペ記者」が嫌いと意見が一致し、田村は「交通機関を使って、重い機材を持って来て。」と一次取材を行う報道陣を尊敬していた。
尚、八日と九日は「Pepper World二〇一七」を開催。八日には直近三カ月で株価が上昇基調のソフトバンクG(9984.T1)が第三・四半期「決算説明会」をライヴ中継で行う。
『Pepperの新たな取り組みに関する記者発表会/ソフトバンクロボティクス㈱、ソフトバンク』
記事:荒田雅×撮影:金剛正臣