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ココロ✖️グルメ 心理士の食べ歩き日記

包容力のある高級寿司:久兵衛@新宿京王プラザ

2017.02.06 10:52

東京にお寿司屋さんは数あれど、(そしてけっこうな頻度で食べ歩きしていても)誰もが聞いたことのあるような名の通ったお店って、緊張しそうで身構えてしまって、どこか避けていました。


けれど気づけば自分もアラサー。そろそろちゃんとしたお寿司屋さんのひとつやふたつ、知っていなければ。

ということで行って来ました。久兵衛さんです。



今回はちょっとリラックスできそうな京王プラザ店へ。

おまかせコースを頼みました。確か1人1万円ちょい。


まずはなまこと子持ち昆布を渡されます。

お刺身を少し。その時期の美味しいものをちょっとずつ出してくれます。

「握りに移る前になにか刺身で食べたいものありますか?」と聞かれ、赤貝をチョイス。

サクサク、と形容するのが正しい、切れ味のいい食感に驚き。


続いて握りです。

お醤油は板さんが刷毛で塗ってから出してくれます。

イカはお塩で。


ネタはどれも安定のクオリティ。ネタそのものに目を見張るほど光るものはなくても、きちんと仕込みがされていて間違いないです。職人さんの腕を感じます。


シャリは人肌程度に暖かくて、柔らかめで、口に入れるとほわっと優しい印象。悪く言えばどこか「ぬるい」のですが、同時にほっとするような安心感があります。

板さんは、こちらの会話を注意深く聞き、かつ空気を読んでいて、不用意にカットインしたりせず、うまいことコミュニケーションしてくれます。


さすが熟練の接客、とほれぼれしてしまいます。

さっきの海老。あぶっておつまみに。すごく新鮮だったし、香ばしくて美味しい。

炙り大トロ。ちょっとおもしろくて、おろしニンニクが添えてあります。

あなご。ふわふわ。

やはりここのお寿司は一貫して「ふんわり優しい」印象です。

梅しそをはさんだ大根。個人的にヒット!シャキシャキの食感がたまりません。さっぱりします。

最後の巻物。

デザート。「なんのアイスかわかります?」とクイズ形式にされましたが、もちろんそこは食いしん坊、一発で正解です。ほうじ茶のアイスでした。これがまた、アイスというよりシャーベットのようなアッサリした口どけで、薫り高くてとっても美味しい!

持って帰りたいくらいでした。


久兵衛さん。振り返ってみると、確かにもちろん美味しいのですが、特別突出しているかというとそうでもない。この金額で負けないお寿司は都内に多数あるかと思います。


けれど総合的に見て、包容力・安定感は抜群のお店だと思います。

例えばお店のイメージ・雰囲気だったり、板さんのとる絶妙な距離感だったり、ネタやシャリの安定感には、やはり老舗の貫禄があるのです。


和菓子界で例えるなら「とらや」さんといったところでしょうか。

年配のかたや自分の高齢の親族を連れてくるなら、やっぱりこんなお店がいいなと思うのです。