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Oimachi Act./おい街アクト

「ハーツ・オン・ファイア」はグラムのハイ・ロンサムな声で目頭がアツくなる…

2021.08.04 03:22

その人のもの悲しげで、が、美しく、痛みを感じる声。その声を"ロンサム"と言ったりする。

さらにその感じさせ方が感動的であったりする"声"は、ハイ・ロンサム・ヴォイスと言う。

 

こんな声を聴いたら、そこにいる女の子が皆、涙ぐんだり、その物悲しさに心をうたれその歌い手のことを愛しく思い目頭がアツくなる。

 

作り声じゃダメ。そこまで女の子を涙で濡らすことはできない。

生まれ持った天性の声であり、才能でもあるのだろう。

 

こんな声を聴いたことが、貴方はあるか?

 

バーズからフライング・ブリトゥー・ブラザーズ、そしてソロに最後はなるしかなかった悲劇のシンガー・ソングライター、グラム・パーソンズの声こそ、『ハイ・ロンサム』だ。

 

最後のアルバム「グリーヴァス・エンジェル」に収められている「ハーツ・オン・ファイア」は、エミリー・ハリスとのハモリが美しい曲だ。

 

エミリー・ハリスがこの曲を一緒に歌った時に、「グラム・パーソンズが泣いていた~」と、そしてエミリー・ハリスも涙ぐんできたんです、と言う。

 

「この時、私はグラムに恋をしてしまった。彼こそ永遠の恋人です。彼を忘れてはいけない、と。私の人生の中で彼は大切な存在で…」

こんな話をしていた。

 

このアルバム完成後の2日後に、1973年9月19日、モーテルで遺体となって発見された。

死因は、薬物の過剰摂取。

この時、グラム・パーソンズは26歳。

 

「家族の不幸が続いたせいか、暗い青年だった。自殺願望の強い面があった」

 

「酒と金とドラッグに才能を潰してしまった」

 

「キース・リチャードから離れられなくなって、アフリカ公演前日に、バーズを脱退した」

 

「デイビッド・クロスビーの彼女と初対面で、彼は恋に落ち、彼女もまた恋に落ちた」

 

「グラム・パーソンズは大ヒットもなく、アメリカの伝説のミュージシャンになった」

 

「クリス・ヒルマンがグラムの一番の理解者であった」

 

沢山の人が、グラム・パーソンズのことを今だに忘れていない。