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誕生 そして、生と死

2021.08.02 04:27

8/2早朝、めいちゃん、初出産致しました。

5匹の赤ちゃんを出産し、4匹が元気に誕生致しました。残念ながら、1匹の死産が有りました。只今、4匹の赤ちゃんと、めいママは元気に過ごしております。亡くなった赤ちゃんには、ご冥福をお祈り致します。

猫さんは比較的安産な子が多いですが、どうしても初出産は難産になりやすいですし、育てるのも不慣れでトラブルが起きやすいです。

お亡くなりになった赤ちゃんは、1番目の誕生でした。誕生に気付き、すぐに蘇生しましたが、呼吸する事はありませんでした。蘇生をもう諦めるべきか、他に打つ手は無いのか、もう少し早くトラブルに気づくべきだったのでは?冷たくなっていく赤ちゃんをめいちゃんに見せるべきか…。後悔と悲しみと悔しさで胸が一杯でした。

しかし、めいちゃんは次々と陣痛が起き出産します。産まれた子を綺麗に舐めてあげ授乳をして、また陣痛に耐える。

赤ちゃんは、羊膜を破ってもらい、舐めてもらう事で呼吸を始めて声を出します。まだ目も見えませんが、手足を一生懸命に動かしママのおっぱいを探し出して吸い付きます。

ママも赤ちゃんもお互いに必死です。

ブリーダーは、出来ることが少なく、命の前では無力です。

めいちゃんは陣痛の間も産まれた赤ちゃんを潰さない様に気を付けながら授乳して、ゴロゴロ喉を鳴らしながら私にすり寄り、こちらを見つめてくれていました。まるで、私頑張るよ!大丈夫!見守っていてね!ママになれたよ!と、言ってくれている様でした。

赤ちゃんが上手く出てこられないと母子共に命を落とす事がある。出産は、命懸けなのです。

皆さんのお宅にいるペットさんは、命懸けで産んでくれた親がいて、お引き渡しまで命を繋ぐことが出来た子です。あたりまえにある命は一つもない。だから、一つ一つの命を大切に、一日一日を楽しく豊かな物にしてあげて欲しいと思うのです。