中小企業のインスタグラム活用方法
今日は、「中小企業のインスタグラム活用方法」と題し、第1回の解説をしていきます。
インスタグラムは、写真や動画の投稿をメインとしているSNSサービスです。
2010年に登場後、爆発的にユーザーを増やし続け、現在は日本国内で3300万人以上が利用している人気のSNSです。
それでも20代の若い人だけが使っているイメージがありますが、下の総務省の最新データを見ると他の世代にも広がっているいることがわかります。
出典:令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省)
ですから最近では一般市場に向けて中小企業や個人でもこのインスタグラムを活用し、大きな成果を得ている例が増えています。
【著者プロフィール】株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。 金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務める。
インスタグラムのフォロワーは6000人以上。
インスタグラムを活用する4つのメリット
今まではgoogleやyahoo!などの検索エンジンでホームページを探し出し、調べることが一般的でしたが、現在ではSNSで調べ出す人が増えていて、一部のジャンルでは検索エンジンの利用を上回っています。
【調査データ】モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査2019年6月度調査
特に飲食店やファッション、美容室などは、業種によってはこの効果は顕著です。
さらに、いくつかあるメリットをご紹介します。
【メリット1】無料で始められる
インスタグラムは誰でも無料で始められます。
スマホで専用アプリをダウンロードし、メールアドレスとニックネームを登録するだけで簡単に利用できます。もし成果が出なくて停止したい場合も、簡単に退会できるので経営への影響はほとんどありません。
【メリット2】知名度が上がる
インスタグラムは、たくさんの人に見てもらえるので会社やお店の知名度が上がります。
他の投稿者をフォロワーすることで、フォロー数を増やすチャンスも増えます。まずは、積極的に「他の投稿者をフォローしましょう」。
フォロー数が100・500・1000人と増えると、フォロワーも100・500・1000人と増え、日々の投稿のいいねの数も増えます。見てもらえる人の数でいうと、ホームページよりはるかに多くなります。
【メリット3】ブランディングに最適
インスタグラムはブランディングに最適です。
投稿に対して閲覧者が自由にコメントできるので、投稿者とのコミュニケーションが取れるというメリットがあります。
閲覧者からの意見を受け入れ、回答する姿勢が「親しみやすい印象」を生み出し、積極的に回答することで、良い企業イメージを浸透させることができます。
【メリット4】テストマーケティングができる
インスタグラムはコメントが簡単な文字や絵文字で投稿できるので、気軽に使えて投稿率が高く、閲覧者の反応を集めやすくなります。
アンケートは回答が面倒だと思う人も、「便利('ω')ノ」というような簡単なコメントならば投稿しやすいので、気楽にコメントを集めることができます。
コメントの内容やいいねの数など投稿の反応次第で、新商品開発や仕入れ量の調整ができるので、テストマーケティングに最適です。
ハッシュタグの使い方が重要
インスタグラムでの集客にはハッシュタグの選定が鍵を握ります。
ハッシュタグとは、#の後ろに単語が付いたもの「例:#ハッシュタグ」です。
例えば、投稿が投稿内容が車のハイエースについてだとすると、「#ハイエース」「#トヨタハイエース」と言った感じです。
1投稿に付けられるハッシュタグは30個まで。いい写真を投稿をしても、人気のあるハッシュタグが付いていなければ発見してもらえません。また、ハッシュタグを付けても有効になっているかの確認も必要です。
例えば「カッコいいハイエースが見たいなあ」という気分になった閲覧者は「#カッコいいハイエース」と検索して、他の投稿写真やコメントを調べることができるのです。
しかし、投稿数が多い一般的なハッシュタグを設定しても、自分の投稿が他の投稿に埋もれて見つけ出せません。
ですからフォロワーが少ないうちは、投稿数がそれほど多くなく、かつ検索されやすいハッシュタグを付けるのがセオリーです。
プロフィール欄にホームページへのリンクも忘れずに
インスタグラムでは、投稿にホームページのURLを添付できません。
それができるのは、プロフィール欄に限られ、掲載できるのは1つと決まっています。
「プロフィールの編集」から必ずURLを添付しましょう。
本日は、「中小企業のインスタグラム活用方法」について基本のキを解説しました。
特に画像や動画の投稿がメインとなるインスタグラムでは、資金力よりも写真の美しさや構図、シーンなどその投稿者のセンスやアイデアによる影響が非常に高いです。
そのため、youtubeやブログに比べると資金力や文章力による影響が小さく、中小企業や個人事業主が戦える市場です。
ですから、一日も早くインスタグラムを活用し、多くの人に宣伝しましょう。
このブログがお役に立てれば幸いです。