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コマの書き散らし

デカレンジャー「グリーン・ミステリー」

2021.08.08 09:41

小さい頃の夢って覚えていますか?

私は警察官が夢でした。

その時、ちょうどテレビで放送されていたスーパー戦隊シリーズも警察モノだったことを覚えています。


特捜戦隊デカレンジャー。2004年2月15日から2005年2月6日まで、テレビ朝日系列にて放送された今作。

警察モノでありながら、宇宙犯罪というものを題材にした、どこかメタルヒーローモノも感じさせるテーマでした。


個々の犯罪者が敵のため、決まった組織と戦うことはなく、ラスボスらしいラスボスもいないような不思議な作品に感じました。

罪を憎んで人を憎まず、というスタンスですね。



舞台は2004年の地球。

異星間交遊が盛んになった現代では、犯罪そのものも形を変えていました。

警視庁は地球人の身体能力以上の犯罪を異星人の犯罪とし、宇宙警察組織である、スペシャル・ポリス・デカレンジャー(通称S.P.D)に任せる形となっていました。

その地球署に配属された主人公である新米刑事、赤座伴番(デカレッド)と、個性豊かな刑事たちが様々な異星人(アリエナイザー)事件を解決していく。


というのが大まかなストーリーとなっています。



その中で私が一番気に入っているストーリーを今回はご紹介します。


特捜戦隊デカレンジャー Episode6.「グリーン・ミステリー」です。





ある日、カマキリのようなアリエナイザーが自動車を切り裂く器物損壊事件が発生。

デカレンジャー達が駆けつけますが、犯人である"ジューザ星人ブライディ"は、デカレンジャーを振り切り逃亡します。




そんな中、ついに中に乗っていた女性ごと車を切断されるという殺人事件が発生。

その女性はエイリアンであることが、のちに判明します。



主人公の番伴(バン)はブライディを犯人と断定し、怒りを露わにし、車を殴りつけます。

しかし、力を入れすぎてしまったためか手に怪我をしてしまうバン。

その傷を自身の空気中の水を集める能力を使い癒す、被害者の姉宏美。

バンは宏美に感謝し、必ずブライディ逮捕を誓います。


そんな宏美を疑う人物が1人。

デカグリーンこと、江成 仙一(センちゃん)です。

彼は宏美こそが犯人ではないかと疑いますが、水を集める能力でどうやって人間ごと自動車を切り裂くことができるかが引っかかっていました。


そんな中、居場所を突き止められるブライディ。

デカレンジャーが駆けつけますが、ブライディは「自分は交通事故で妻子を亡くしてから、危険な運転をする自動車が許せなかった。殺人については無関係」という趣旨を伝えますが、バンは聞く耳を持たず。


抵抗するブライディの逃走を再び許してしまいます。



果たしてセンちゃんは宏美が真犯人だという証拠を見つけることができるのか?

そして、空気中の水を集めるだけの能力だけで自動車及び人体の切断は可能なのか?



というのが当Episodeです。

今回のストーリーでは、主人公のバンは空回り役。

昼行灯のセンちゃんが、やる時はやる男として描写されています。


子ども向け番組で、戦隊モノだとどうしても戦闘描写などの派手なシーンに目がいきがちです。

そんななかきちんと捜査している今Episode。

当時刑事ドラマの影響を受けて警察官になりたかった私には、センちゃんがすごくかっこよく見えました。


昼行灯でやるときにやる男って、なんだかかっこよく見えたんですよね。

今はいつだってちゃんと働け、って思います。なんでかなあ。これが大人になるってことなのかなあ。

寂しいです。



自動車を切り裂いたブライディ。

見た目が凶悪ではありますが、根は決して悪人ではありません。

器物損壊という罪は犯していますが、妻子を暴走車の事故で喪うという、悲しい過去を持っています。

今回事件を起こしたのも、暴走車を見て過去を想起し、腹を立てたことが原因でした。

短絡的で身勝手な犯行ではありましたが、同情できる面もあります。



そんな行動や見た目から、犯人と決めつけてしまったバン。

多角的な目から捜査をし、真犯人の犯行を暴いたセンちゃん。


見た目や行動に惑わされず、真実を見つける力は必要な力です。

昼行灯のセンちゃんも見かけによらず、鋭い推理力を持っています。



人は見かけによらぬもの、とは昔から言われます。

私たちも日常生活で、見た目で人を判断してしまっていることはないでしょうか。


センちゃんのように、多角的な目線で物事を考えられるようになりたいですね。