その愚痴はトゲを抜くための愚痴なのか。トゲを刺すための愚痴なのか。

愚痴(ぐち)。

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辞書で調べると

｢言ってもしかたのないことを

言って嘆くこと、愚かなこと。｣

と出てきます。

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｢愚か｣に｢痴(おろか)｣という

漢字が組み合わさってるのですから

｢愚痴は恥ずべきことなのかな？｣と

思ったりします、

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が

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私は愚痴が悪いことだとは思いません。

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今でこそ愚痴を

言わなくなりましたが、

私にもたくさん愚痴を言ってきた

過去がございます。

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私は愚痴には

２つタイプがあると思っています。

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１つ目は、

｢自分に刺さったトゲを抜くための愚痴｣

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２つ目は、

｢誰かをトゲで刺すための愚痴｣

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 この２つ目の愚痴は

ご自身のために止めておいた方が

いいかなと思っております。

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まず１つ目の愚痴は、

自分が人に嫌なことを言われたり

傷つくようなことをされたりして

心に刺さったトゲ(痛み)を

抜くための愚痴です。

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この辛かった体験を

誰かに話さなければ

ずっと自分の心のなかにトゲが

刺さったままになってしまいます。

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辛かったことだけを話して

自分を傷つけた相手を非難しない。

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このような

｢トゲ抜き｣をさせて頂くための愚痴が

１つ目の愚痴です。

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対して２つ目の愚痴。

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これは、

人に言われて嫌だったこと、

傷ついたことをトゲ(痛み)として誰かに

刺してしまうような愚痴です。

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誰かのことを悪く言う。

嫌なところをわざわざ探し出して

次々に挙げる。

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などが特徴かなと思います。

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１つ目の愚痴と

２つ目の愚痴の一番の違いは、

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相手を攻撃しているか、

していないかです。

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｢こんなことを言われて

すごく傷ついたんだ｣

という１番目の愚痴に対して

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２つ目の愚痴は

｢こんなことを言われてすごく傷ついた。

だいたいあの人は○○が出来てないし、

というかちょっと頭おかしいよね？｣

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という感じです。

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自分が傷ついたんだから

相手も傷つけていいだろう。

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という考えが背景にあると思います。

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しかし、

自分を傷つけた相手を

自分が同じように傷つけることは

相手と同じ目線に立ってしまいます。

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私は上記のことを本によって

教えられました。

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相手と同じ目線だから

ぶつかるそうです。

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相手が少し上だったり

自分が少し下であればぶつからない。

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狭い道で人をよけることも

少し似ていますよね。

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自分が知らない相手の面は必ずあります。

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その時は衝突してしまったかも

しれませんが、

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相手も自分と同じように

泣いていた時があったかもしれません。

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痛みを抱えていたかもしれません。

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人は一面だけではなく、

人には多くの面があるということを

心におさえていたら

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昨日よりも今日の自分が

よりいっそう優しくなれるかもしれませんね☺️

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