イベント報告:森歩きで二十四節気を楽しもう 大暑~キノコ博士のキノコ観察会パート1~
二十四節気の1つ「大暑」は1年で最も暑い時期。
こんな暑い時だからこそ、キノコはニョキニョキ出てきます。
ということで、7月27日は豊田のキノコ博士、木村修司先生をお招きして
キノコ観察会を開催しました。
キノコといえば、食べられるか食べられないか・・・?
が気になる人が多いですが、
今回のキノコ観察会はキノコのおもしろさや不思議さに大注目ですよ~!
夏休みということもあり子どももたくさん参加してくれて、とってもにぎやか。
大人も子どもも興味津々でキノコを見つけて教えていただきました。
見るだけじゃなくてにおいをかいでみると、これまたおもしろい!
なんと!この赤い傘のニオイコベニタケはカブトムシのにおいがするんです!
キノコを見分けるときには、切った断面の色が変わるかどうかも重要。
この茶色いキノコは、断面の色が変わらなかったからアワタケではなくヒメアワタケと判明。
キクバナイグチはあっという間に断面が青く変わって、みんなびっくり!
キノコは傘の裏から胞子を飛ばします。
その傘の裏がこんな網目状のキノコもありました。普段食べるシイタケとは違いますね。
胞子をたくさん作るために表面積を増やす方法として、
網目状だったりひだ状だったり、それぞれ工夫をしていることを教えていただきました。
ジャガイモのようなニセショウロを切ると・・・
えっ?あんこの詰まったおまんじゅう?
この「あんこ」が胞子なんですよ。
参加された方からは
・切ると色が変わるのはなぜなのか知りたい
・裏がいろんな形があるのを知った
・切ったり抜いたりして見分けることを初めて知ってびっくり
といった感想をいただき、
キノコの不思議に興味を持っていただけたようでした。
キノコは似ていて先生でも見分けるのが難しいものもあります。
でも「見慣れることが大切。」
という先生のお言葉の通り、たくさん観察するのが一番!
まだまだキノコの季節は続きますので、いろんなキノコを見つけに森にお越しくださいね。
(文・写真 がっちゃん)