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重足感

2021.08.03 16:51

吐きそうだ。──




進んでいく時間に焦りを感じずにはいられず、まだ長いはずの人生が短く感じる。

まだ四半世紀

たったそれだけしか生きていないのに

一年の重みを感じるようになった。


流れるように桜は散り、蝉が鳴き始め、

服装と肌で感じる気温が時の進みを強く実感させてくる。


出来ていたことができなくなって

捕まえたものすら手放さざるを得なかった

笑ってないとどうにもならなくて

笑っててもどうにもならない。


時間とともに薄れていく指先の感覚に

怖さすら覚えながら、どうにもならずに

いや、どうにもできずに切り替わってしまったレールの通り走るしかなかったあの日がまたフラッシュバックする。


夏が大嫌いになりそうだ。

自分の生まれ落ちた日でさえも。 



何度も文字に起こしたが

どんなに暗い記憶も明るい記憶も

振り返れば全て生きていた証拠で

生きる為の意味だった。


振り返るまで知らなかった。

何の為に今まで生きてこれていたのか。

遠ざかれば遠ざかるほど身に染みて感じてしまう。笑ってしまう、こんなにもかと。

まるで呪いか何かのように。




遠く届かない君が泣く姿を見た。

笑っていると思っていた君が

見覚えのある暗闇に飲み込まれかけているのを見て、救えたらと思った。

救えたらなんて大袈裟かもしれないが

どうか飲まれないでくれと願った。


飲まれてしまった自分が

どう力になるかなんてわからない。

いや、君が飲み込まれないように、

自分はここから出ることを諦めないでいようと誓った。


明日なんか1ミリも見えない、この1秒後さえ見えない世界で