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射撃の大学

クレーが当たらなくなった時の対処法 1回目

2021.08.04 02:47

クレー射撃やってて「当たらなくなった、、、」なんて時ありませんか?

ちゃんといつも通り構えているはずなのに、なんだか全然当たらない。いつも通りのタイミングで引いているはずなのに、なぜか当たらない。

今日はそんな沼から脱出する手がかりになりそうなことをいくつかピックアップしてお話ししようと思います。



「ただの猫背」になっていないか



これ特にトラップシューターでよくある見る事なんですが、撃ち込んでいるうちに、「縦スイング」がなくなって、「猫背」プラス「手撃ち」で縦の動きを作ってしまっているパターン。

ただ、あまり銃を撃ち込んでいない時は、「猫背」ではなく普通の姿勢から据銃を作っていたので当たっていたのが、徐々に元の姿勢が変わってしまい「猫背」になっていることで当たらなくなる、なんてことが起きているのかもしれません。

もちろん、これでも中るし、楽だし、反動も抑えつつ縦スイングよりスイングが速く動かせるので、こちらを「正」としてる人も多いのも事実です。

ただ実際の的中率は、しんどくても「縦スイング」をきっちりとっている方が、「スムーズかつ正確に」クレーを追う事が出来るので、結果「手撃ち」だとスコアが伸び悩む傾向が強いくなります。トップシューターの8割は、「縦スイング」をきっちり取っていますからね。


これを確認するには、まずは鏡の前で銃を持たずに普通に立って見ます。そして、「猫背タイプ」を見てみてください。縦のスイングというのは背骨が「体前方」ではなく「銃前方」に対して背骨を曲げることなので、本来「猫背」にはならないはずなんです。

また、「首の出過ぎ」なんかもトラップシューターに多いです。よりナチュラルに構えると、首はそこまで出ないのですが、上体を起こして構える人は特に首が前に出やすく、これで動きを悪くしている人もいます。

この辺りをチェックして「元の姿勢」を美しく戻してやると、点数も戻ってくるかもしれません。




「中る」のが当然で「気持ちいい」感覚を忘れていないか

「外した時」に「首を傾げる」癖がある人がいます。

この人はメンタル面で「当たらなくなる」可能性が高い人。

首を傾げるのは、「中るはずなのに」という意識の現れです。この癖がある人は、大抵当たっても「普通」で、外れると「凹む」ので、メンタルは常に「同じ〜下向き」になっているんです。

こうなる原因は、練習していて、「最高24点だから次は満射!」とか、「いつもは20点取れるから今回はそれ以上に!」なんて意気込みは良いのですが、こういった「点数」への意気込みは1枚でも外すと途端に崩れますから、開始前に自分を奮い立たせる反面、ゲーム中にこの「メンタルの下向き」を作ってしまっているわけです。

このメンタルを上向きにするには、どうしたら良いでしょう?

これは、ビギナーの時のように、「点数」は気にせず、中ったときの「気持ちいい」を思い出し、意識的に味わうことが一番有効になります。

「気持ちいい」を素直に味わうためには、それを阻害している「点数への意識」を排除してやるのが一番簡単です。では、どうやって排除したら良いでしょうか。


クレー射撃は最高点ではなく、アベレージ(平均点)の競技である


このことは、メンタルを上向き(下向きにしない)上で重要な知識になります。

まず射撃は「アベレージ」なので、「最高点を競う競技」ではないんです。だから、わざわざ毎回「最高得点」を狙い不安定になるのではなく、「平均点」を「安定させる」ことが重要になります。つまり、テンション上げて勝ちにいくのではなく、どんなテンションやコンディションであっても、体が常に「同じ反応、動き」をどれだけ「安定して」できるかが重要なんですね。

たまたま取れる「最高得点」は、そうそう大会などでは出せませんから、実は意味がないんです。

よって、一枚一枚に一喜一憂するのではなく、一回一回が「安定して動けている」なら正解成功で、それで当たれば「気持ちいい」がおまけでついてくる、というような捉え方ができるわけです。

このように捉えられれば、練習も楽しく成長も早くなるでしょう。