商品画像は2種類ある その①
こんにちは。
商品撮影コンサルタントのMasatsuguです。
本日は商品画像についてお話ししたいと思います。
この話題は私が営業先やセミナーでよくお話をさせていただく内容でございます。
タイトルの通りですが商品画像には大きく分けて2種類あります。
ECの皆さんにとっては当たり前過ぎて意識もしていない事かもしれません。
こんな写真
と、こんな写真
(トップスが商品だとします)
(食器が商品だとします)
(真ん中のソファが商品だとします)
最初の写真はシンプルに商品だけを写した画像です。商品の形や色など仕様を伝えるための画像です。
後者はモデルさんが着用した画像であったり、商品を使用した時の画像であったり、ちょっといい感じの雰囲気重視の画像であったり。見ている方の購買欲を増すような画像ですね。
私は前者を”商品画像”、後者を”イメージ画像”と(勝手に)呼んでいます。このように商品画像は大きく2種類に分けられるのです。
この2種類の商品画像、あくまでも私の主観ですがなんとなくイメージ画像にばかり注力され、商品画像がおろそかになっているような気がしてなりません。
「白背景の商品画像なんてメーカーの写真使っとけばよくね?」と小さいサイズの商品画像で済ませていませんか?1,2枚画像を載せて終わりにしてませんか?
これダメダメです。
ネットショップでいうところの商品画像は実店舗で言うところの”商品を実際に手にとって見てみる”ことと同じです。商品画像は本来、どうゆう形をしていて、どういう色で、どこにポケットがあって、裏側はこうなっている、など商品の細かなディティールをお客様にお見せするためのものなのです。
商品画像の枚数が少なく、画像サイズも小さいというのは、実店舗で言うところの
「あの〜すみません、このショーケースの中にある財布見せてもらえますか?」
「無理です。ショーケース越しにご覧ください。」
と言っている状態と同じです。
実店舗で実際そんなお店はないと思いますw
ただ、ネットショップではそのような状態のお店が未だに多いと感じます。
例えば私はジャケットなどアウターを購入するときは左の内ポケットがあることが絶対条件です。ですのでネットショップで購入するときに内ポケットの画像が掲載されていない商品は絶対に買いません。
もしかするとこうゆう拘りを持っている方は稀かもしれません。最近は購入者側もネットで買い物をするんだから仕方ないと半分諦めて買っているかもしれませんね。
でも、それが返品や交換の理由の1つになっているとも考えれませんか?
私がEC時代には返品や交換の理由として「イメージと違った」という言葉をよく耳にしました。
これってもしかしたら商品画像の掲載量が少ないお店側に問題があるのかもしれません。
無用な返品や交換を防ぐためにも必要最低限の情報をお客様に提供するのはEC事業者の義務であると思います。そしてそれがお客様の満足度向上にも繋がります。
商品画像は多いに越したことはないのは皆さんもご存知ですよね。
イメージ画像に力を入れるのはもちろん大事ですが、商品画像にもちゃんと目を向けてみてくださいね。