『おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う』を読了!
2021.08.04 14:52
メキシコを舞台にした物語『おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う』を読み終えました。
今日たまたまオフィス近くの三省堂本店に行ってフラフラといろんな本を眺めていたとき、この鮮やかな表紙が目に飛び込んできて、思わず手に取って買っちゃいました。
決して幸せとは言えない辛い人生を歩んできた90歳のおばあちゃんが、まだ見ぬ孫を探して自転車で旅をするという物語を通して、人生の不条理を感じつつ、でも、希望を持って歩き続けることの大切さを感じる素敵な本でした。
「だから、堅苦しいことは忘れて、真面目に考えすぎるのはやめよう。結局のところ、人生という旅で自分がいったい何をしているのか、全く分からないし、何かできるとすれば遊び半分に先行きを当てっこするぐらいのものだ。さあ、遊ぼう。」
本書の最後にあったこの言葉こそが、スペイン人の著者が伝えたかった「人生のアドバイス」なんでしょう。
実際、正解なんてないのに正解を求めようとしても全くそれはナンセンスなわけで、、、
ちなみに、著者はこの本の中で「無心」や「諸行無常」など、禅的な要素を入れたとか。。。
へーー、なんでだろう??と思ったら、なんと合気道も習っていて、日本文化にも強く共感するところがあるなんて書かれていて、それもまた嬉しい偶然でした。