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陽は中天を過ぎて 2nd season

テレパシー?

2017.02.09 12:43

お昼休みが終わったとき外は雪で、窓を斜めに横切っていくその勢いの強さに少し驚きながら、コーヒー片手に自席に戻った。

隣の人に「すごい雪になったねえ」と声をかけようとして、机の上に広げられたいくつもの書類に気がついた。おしゃべりはまた後で、と口をつぐんで座る。

と、彼女が顔を上げ、不思議そうな表情でこちらを振り返った。

「いま何か話しかけました?」

いいえ。なんにも。

「おかしいなあ… ○○さんの声で『雪すごいね』って言われたような気がしたのに」

は?

それ、私の心の声。たしかにそう話しかけようとしてたけど、忙しそうだったから黙っていたんだよ。

「ええ? ほんとですか?」

ほんとほんと。なにこれ。

お互いひとしきり笑いあって仕事に戻ったけれど、何年もずっと隣どうしで働いているとなにかが通じてしまうのか。あるいは私の言動が読まれやすいのか。

なんだか面白い経験だった。