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Ton.Sakota

「で?オチは?恐怖症」

2017.02.09 13:21

わたしの出身は神戸。

「兵庫県なのに神戸の人は神戸っていうよね〜」の神戸。


別に兵庫県の他の地域をバカにしているわけでもないし「神戸やで、イケてるやろ?☆」と言いたいわけでもない。


試しに「兵庫県」と言ったこともあるが、結構な人が「兵庫県…って…関西だよね?」と言う。

そこで「うん、神戸」と言うと「あぁ!神戸か」となる。

ならば、最初から神戸と言った方が早い。


「大阪」「たこ焼き、お笑い、グリコ」

「京都」「祇園、舞妓」

「奈良」「鹿」

「兵庫」「・・・」


確かに帰省する時「お土産…兵庫県って何があるの?」と言われることが多い。

しかもそれに対してわたしは「ん〜…神戸牛?但馬牛?」とお土産では絶対に買ってこれない返答をしてしまう。


甲子園があるのは兵庫県だし、明石海峡大橋も淡路島も兵庫県だ。県庁所在地である神戸に関しては異人館や中華街があるお洒落な港町だ。夜景も綺麗だし、異国情緒溢れる美しい街並みはどこの都市も叶わないと思うほど素敵なところだ。


ただわたしの住んでいた地域は、お洒落な港町神戸の印象はない。

最早「一応、神戸」と言う方が正しいかもしれない。

少し車を走らせると「有馬温泉」があるのだが、決して都会とは言えないようなところだ。


最寄り駅まで徒歩25分くらいだし、市街地に出るのに1時間ほどはかかる。電車も1時間に4本しかないし、車両も4両と短い。


田んぼや畑も近くにあるし、何と言っても車で10分くらいのところに「イオン」がある。


そう。

田舎の象徴とも言える、あの大型ショッピングモール「イオン」があるのだ。

しかもイオンの隣にはこれまた大型のアウトレットモールがある。

それでも敷地が余りすぎているのだろう。平面駐車場が何個もある。


別に田舎自慢をしようと思ってこの記事を書き始めたわけではないのに、いつの間にかそうなっている。


実はわたしが書きたかったのは、

「関西人は関西人ということに誇りを持っている人が多い」という話。


わたしは上京してきて12年だが、今だに関西弁が抜けていないし、関西出身だということは確かに誇りなのかもしれない。


ただ「東京はあかん」とか「関西が1番ええねん」とは決して思わない。

どちらもいい。


わたしが関西弁を話したことから関西人だとバレて関西人に「仲間見つけた!」と言わんばかりに「どこの出身なん?」と聞かれて「神戸です」と答えると相手の人は大概「そうなんやー、俺(私)大阪。」と言う。


そのあとの「で?」と思う感情を堪えて言う「あ、そうなんですねー」がたまらなくしんどい。


わたしは「関西人は皆仲間や!関西人が最強や!」と思っているであろう関西人が苦手だ。

二十歳の頃、サンプリングの仕事中にキャッチのお兄さんに関西弁がバレて「どこの出身なん?」と聞かれたことがある。「神戸です」と答えると「俺、広島」と返ってきた。

わたしは返答の正解が全く見つからず、正に一瞬時が止まった。


え?

広島?

どういうこと?

関西でもないし、だいぶ遠いぞ。

どうこっちゃーーー!!!

ちなみに10年経った今でも彼への返答の正解はまだ見つかっていない。


他にも関西人の苦手な文化がある。

確かに関西人は面白い人が多い。

わたしもよく喋るし、人を笑わせるのは嫌いではない。


ただわたしは「面白いこと言ってまっせ」感の強い関西人が苦手だ。


話をしている顔から「見てみい!関東人!関西人はおもろいやろ!ドヤ!」が滲み出ている人、たまにいるのだ。

そういう人に限って、そこまで面白くない。

それに関東人でも面白い人は面白い。


わたしは関西にいた時より東京にいる今の方がよく喋る気がする。


なぜなら、関西では当たり前の「で?オチは?」の空気感があまり存在しないからだ。

関西人は話の最後にオチを求め「で?オチは?」という空気感で圧力をかけてくる。

ただ友達同士で話すだけの会話の最後に毎回オチをつける必要があるのだろうか?

だから関西人相手だとオチがない話はしてはいけないという気持ちになり、喋るのを躊躇う時がたまにある。


これはもう、ちょっとした恐怖症だと思う。


「で?オチは?恐怖症」


関西人のわたしがそうなるのだから、関西人以外の人はおそらくみんな「で?オチは?恐怖症」になるはずだ。


ここまでを見るとわたしは関西人が苦手なようにも思える。決してそういうわけではない。

関西弁も好きだし、お笑いも大好きだ。

 

もちろん関西人も大好きだ。

関西人は皆仲間だ!関西が最強だ!と思い込み、自らをとてつもなく面白い人間だと信じて生きているなんて、少年漫画の主人公なら相当魅力的なキャラクターになりそうだ。


今回の記事はなんだかまとまりのない文章になってしまった。


もうここらで終わりにしよう。

「で?オチは?」の圧力に怯えながら…