10,000マニアックスが92年にリリースした4曲入りシングル『キャンディ・エヴリバディ・ウォンツ』が初配信!
女性ボーカル、ナタリー・マーチャントをフロントに置き、1985年にメジャー・レーベル「エレクトラ」と契約を結び、カレッジ・チャートを主戦場に高い評価を集めたバンド、10,000マニアックス(テンサウザンド・マニアックス)。
ナタリー・マーチャントは93年リリースのアルバムを最後にソロへと転向しますが、バンドは幾多のメンバーチェンジを繰り返しながらも現在も活動中。
そんな彼らが92年にリリースした、ダブルプラチナ・アルバム、『アワ・タイム・イン・エデン』からのシングル、「キャンディ・エヴリバディ・ウォンツ」の4曲入りEPが、この度初配信となりました。
「キャンディ・エヴリバディ・ウォンツ」はセックスネタや暴力ネタが大好物なアメリカのマスメディアを皮肉った作品とされていて、全米TOP100にチャートインしています。
注目すべきカップリング曲ですが、すべてカヴァーとなっています。
※CDパッケージ バックカバー
「エヴリデイ・イズ・ライク・サンデイ」はザ・スミスからソロとなったモリッシーが88年に放ったソロ第2弾シングル。旅先での退屈な日々を描いたうえで、あっと驚くことを歌っていますが、大ヒットとなりました。
「サリー・アン」は、1920年代、カントリーミュージックが生まれたての頃の流行歌。オリジナルは「ヒーハー!!」と掛け声をかけたくなる、アップテンポのいかにもなカントリーソングですが、ここでのナタリーはぐっと落ち着いたトーンで聴かせてくれます。ナタリーはのちにソロ・アルバムでもこの曲をカバーしています。
「ドント・ゴー・バック・トゥ・ロックヴィル」は初期のR.E.M.のカヴァー。R.E.M.と10,000マニアックス、特にヴォーカルのナタリー・マーチャントは関係が深く、幾度とデュエットを発表するなどしており、ここでR.E.M.を取り上げたのもうなづけます。
「サリー・アン」と「ドント・ゴー・バック・トゥ・ロックヴィル」はこれが初配信。入手しにくい音源でしたが、これでいつでも聴くことができますね。
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10,000マニアックスはオリジナル・メンバーのDennis Drew (Key)とSteve Gustafson (b)、そして初期からのメンバーであるJerry Augustyniak (dr)の3人を中心に、ナタリーの後任ヴォーカルにMary Ramsey、同時期に加入したギターのJohn Lombardoらで活動中。今年9月には、40周年記念ツアーを敢行する予定です。