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ドイツ・オーストリア専門料理人山口雅鷹公式HP 『酔いどれガルテン』

ビールの注ぎ方 1

2021.08.05 22:42

今回は樽生ではなく、ボトルや缶のビールの美味しい注ぎ方と綺麗に注ぐポイントを紹介します😁


ビールは良質なピルスナー系で麦汁濃度がしっかりしてるものをチョイスしてください

オーストリアのゲッサーでチャレンジ!

夏はなんといってもビールが美味しく感じますよね

泡モコモコで黄金比で見た目も美味しそうに入れたいですよね〜

まずグラスを水でリンスしてください

方法はグラスに水を入れて満遍なく濡らして捨てるだけです

これはビールの専門店などでは当たり前に行っています

綺麗に見えるグラスでも、目に見えないホコリやチリがついているので、使う前にそれらを流します


⚠︎よくビールの気泡が下部の液面、グラスに沢山ついてる時がありますが、それは細かい汚れに炭酸が付着しています

洗浄機などは洗い残りが起きやすいので手洗い推奨です


こういうの気にしたくない方は閲覧注意ですね笑 

外食する時には知らない方がいいこともあります

ビールはだいたい3回位に分けて注ぎます

1回目は泡を立てるように勢いよく注いでいきます


ビールの醍醐味ってシュワシュワの炭酸感ではあるのですが、ビールの液体自体の味をしっかり感じる為に炭酸を軽く抜くイメージです

スパークリングワインのシャンパーニュには「泡は飾り」という言葉があります

これは炭酸がなくても元々美味しいよって事


良質なドイツ系のビールも同じです

日本語で麦酒、麦のお酒と書きますよね

麦本来の味わいを感じられるように注いでいきましょう

1回目は半分位が泡立つイメージ


ビールの温度に関しても冷えすぎてると麦の甘味が感じづらいです


ドイツビールはぬるくて不味いと言う人がいますが、普段凍ったグラスにキンキンのビールしか飲まない方が、喉越し重視でビールを語ってる戯言だと思います

たとえぬるくても美味いのが良質なビール❣️


(マールツァイトの提供温度は日本の気候にあわせて、4℃貯蔵で提供時に6℃位になるようにしています)

少し待つと泡がゆっくり上がってきます

大きな泡が消えて細かい泡になります

待ち時間もまたいじらしく風流な感じ

2回目を注ぎます

ここからは静かに溢れないように泡の中心へ

液体6に対して泡4くらい

そして3回目

そっと注ぎながら液体7、泡3の黄金比率を目指します

コツは焦らず深呼吸しながら心を落ち着けることです

イェイ!

ドイツビールは泡が命!

吹けば飛ぶようなカツラのイメージ

皆さんもぜひお試しください!