一命
ブログ再開しました!
リカバリに出してたPCは1週間ほど前に戻ってきたんですが、Windowsのヴァージョンも10から8に戻ってしまい、ブログで使ってるamebaowndに対応しているヴァージョンではなかったため更新もできませんでした。
昨夜一晩かけてやっと対応している8.1にヴァージョンアップできたのですが、どうもネットの調子が悪くてトラブルが多いですw
それはともかく、ヴァージョンアップ作業している間に用心棒編又の続きを読んでました。実はもう長柄登場の辺りまで読み進んでしまったのですが、感想はまだまだ前のほうのところですw
という訳で今回のタイトル。樹里杏から背中の彫り物が甲賀の秘伝だと聞かされた後、隙をついて逃げ出した剣望くんが追ってきた樹里杏に相対するシーン。剣望くんは秘伝を盗まれるくらいなら一命を断つと樹里杏に告げる訳なんですが、ここのところの剣望くんの感覚にはやっぱ距離を感じちゃうな~ww
まあ、これは剣望くんに限ったことではなく、やじきたで描かれる倫理観とか価値観とかは自分の感覚からはピンとこない部分も往々にしてあったりします。で、そういう場合は「まっ、これ基本時代劇だから~」で乗り切ってる訳なんですが(笑)
剣望くんに関していえば、自分の命さえ捨てても守らねばならないような重荷をあっさり背負っちゃうより、それを嫌って逃げ出すほうのが個人的には共感できるので、彼が自分の立場を放り出したり、戻るのを迷ったりしてもそれを責める気には全然ならない。むしろ、一族のために自分の意志を犠牲にしないからこそ剣望くんが好きなんだと思う。
だから、「一命を賭しても・・・」云々の感覚はやっぱとても遠いですw 子供の頃からそう教育されているからか、実際に命を懸けたこともあっただろう一族の過去の歴史の重さがそうさせるのか・・・
望月家の末裔という血を引く者の宿命の重さ。到底理解できないものではある訳なんですが、ふと、その宿命を背負う者が自らの一命を賭しているのなら、その者を守る役割の者にとっても、その役目は一命を賭さねばならないほどの重さがあるんじゃないかと思い至りました。小鉄が剣望くんに関することとなると、周囲に対してあれほど頑な態度を見せるのは、その重さ故なのかなあと。そんな風に考えました。