「内生五邪からみる病証」を学んだの巻
先日、薬日本堂で「内生五邪からみる病証」セミナーを受講してきました。
内生五邪とは、病気の原因ではなく疾病が発生したり、進行したり、変化したりするメカニズムのことです。
私が漢方を学び始めたのは、今から10年ほど前になります。モデルをしていたころに周りの先輩モデルの方で漢方を生活に取り入れている方が沢山いて、絶対学びたい!と思っていたもののひとつです。
漢方=漢方薬というイメージがあるようですが、自分の体質を知り、体質改善のための栄養、運動、休養法を学ぶものになります。特に未病と呼ばれる疲れやすい、頭痛、肌荒れ、冷え症、むくみ、肥満、便秘、不眠、不妊などといった病名のつかないものを得意としており、体を普通の状態にしてくれます。
私のお教室でも、漢方理論をもとに美容に特化した独自のメゾットの講座を開催しているのですが、乾燥肌や月経不順、肩こりなどの不定愁訴が解消された生徒さんがたくさんいらっしゃいます。また、面白いことに乾燥肌を改善するための養生をしていたら、一緒に花粉症も治ってしまいましたっというご報告をお受けすることもあります。でもこれってよくあることなんですよ。
私も首こりのためにやっていた養生で、頬のシミが消えました。
漢方では、シミは「血のかたまり」と考えられており、血液をきれいにして血流をよくすることでシミが解消できるのです。
私が実際に取り入れた食薬がこちらです。
紅花(べにばな)
生薬名・・・こうか
効能・・・活血化瘀、通経
禁忌・・・妊娠中、月経量の多い方の月経中
不定愁訴が起きるメカニズムは人それぞれですので、まずはご自分のスタート地点、すなわち現在の体質にあった養生をすることで期待した効果を得ることがでますよ☺
また、大人世代の女性は気候や生活リズム、ホルモンバランスと共に変化する体質をしっかり理解し、その都度ご自分に必要な養生をしてあげることがポイントになります。