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夏かぜのいろいろ

2021.08.10 01:00

京都市山科区にある病児保育室OLIVE(オリーブ)よりお届けします。

こんにちは!

病児保育室OLIVEです。

かぜは冬にかかりやすいと思いがちですが

「夏かぜ」という言葉、きいたことがありますよね?

冬は「乾燥・寒冷」が好きなウイルスが

夏は「多湿・高温」が好きなウイルスが活発になります。

そして、夏かぜの多くはエンテロウイルスが原因。

エンテロ。変わった名前ですね。

これは「腸管」という意味です。

主にウイルスが腸の中で増えるのでこうよばれています。

そのため、胃腸の症状がなくても

治ってからもしばらくの間、便からウイルスがでてしまいます。

1か月くらいはうんちをした時に十分な対策が必要です。


エンテロウイルスにはたくさんの種類がありますが、

発熱だけが咳や鼻水を伴わずに、突然起こることが多くあります。

症状が発熱だけだと感染症だと思わずに

「熱中症かしら?」「疲れからでたのかしら?」と

思ってしまうかもしれません。

発熱以外にも嘔吐や頭痛を伴う髄膜炎をおこすウイルスとしても

知られていますが、一般的に予後は良好とされています。

また、ヘルパンギーナ、手足口病の原因にもなります。

ヘルパンギーナは発熱とともにのどが腫れて水疱ができるので

のどの痛みで食べたり飲んだりしにくくなります。

手足口病も口の中で痛みのある水疱ができます。

名前の通り、手と足にも赤い発疹がでますが

こちらは熱がでないこともあります。


子どもの夏の3大感染症として

ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)が

代表格ですが、咽頭結膜熱はアデノウイルスが原因です。

(アデノウイルスのお話はまた別の回で)

少しややこしいお話になってしまいました。

お医者さんに「夏かぜですね」と言われたら

夏に活発になるウイルスと

お子さんの体がまさにたたかっているところです。

栄養のあるものを食べさせてあげたり

ゆっくり安静にできる環境を整えてあげたり

そんなママやパパのサポートがなにより大切です。

お仕事などで家庭保育ができないときは

OLIVEで看護・保育の専門職が

ママやパパとお子さんをサポートします。

病児保育室は1人1人のお子さんにあわせた最適な環境を提供する場所です。

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