Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

 【あなたは 演奏になにをこめて感じているの?】

2017.02.12 12:28

演奏になにをこめているの? 

先日、あるドイツ人の方とお話。 

日本文学とドイツ文学に精通されていて 

クラシック音楽にもなかなか詳しい。 




 いろんなお話しの流れから 

「あなたは、演奏になにをこめているの?
 なにを感じているの?」と。 


 私は、まず通訳者であると。 

作曲家が感じ、書いているものを
私というフィルターを通す。 

そこに私が全面に出るのでなく
その曲から私がなにを感じたのかを伝える。 


演奏者がその曲を演奏するまでに 

経験したこと、環境、すべてが反映される。 

それが個性になる。 


もちろん幼い頃から英才教育を受けていれば
なおのことよいと思う。 

(ただ年齢とともにテクニックのみは
どうかなと思うけど。) 


よい通訳者になるには、多くのことを学ぶ必要がある。 


むか〜しむかしは
音楽=音を楽しむことができるのは 

「学」とつくものを学んだ人のみが心から楽しむことができたとか。 


哲学、天文学、文学、語学、数学 etc。。 


なかなか私もすべてに精通できないけど
やはり音楽に通じるんですね。 

ピアノであれば、練習して指が回ることのみに 

とらわれるていることもありますが、 

学とつくものも、上達のためのみでなく 


人生を豊かにするためにもとても大切にしたいです。 

多くのドイツ人って心とか魂とか,こういうお話がお好き。

 

さすがカント、ヘーゲル、ニーチェ、ゲーテなどの 

哲学者を生みだしているお国だけあるなあ。