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小林 秀也Glory Days Projects

何かと話題のドラマ

2017.02.12 13:20

ハピネススイッチ.vol45

今何かと話題のドラマ『嫌われる勇気』

ドラマ前回のテーマが“課題の分離”でした。



アドラー心理学を理解する上では重要なキーワード




“課題の分離”

他者の問題は他者のモノ。

“課題の分離”の例で言われるのがあります。

母親の相談で子どもが勉強をしないという例


“課題の分離”ではまず勉強をする、あるいは、しはいのは誰の課題なのかを最初に考えます。

ようするに勉強をしないで困るのは誰なのか、勉強をしなかったら そのことの責任を最終的に引き受けるには誰なのかと言う事なのです。



勉強は親ではなく子どもの課題にあるのです。





子どもが将来的に進学や就職時に困るとしても、親は困りません。



人間関係のトラブルにおいて相手の課題に土足で踏み込む事、踏み込まれることから起こるのです。極端ではありますが、親が子供に『勉強しなさい』といってはいけないし、そもそも子どもの課題であるので言えないのです。



子どもが本当に勉強が自分にとって必要になった時、自主的に勉強をおこなうはずです。

という事なのです。



不登校の場合も同じです。

学校に行くか行かないは子どもの課題なのです。

それを見て親がイライラや不安したとしても、そのイライラや不安と向き合うのは親の課題なのです。


子どもが親の言う事を聞いて勉強をするようになったり学校に通うようになったとして、親のイライラや不安は解消されますが、親が子供の自分の課題を押し付けてしまっているにすぎないのです。


子どもは親の課題を解決しなければならないいわれはないのです。

親は自分で解決するほかにないのです。



他者の課題は他者のモノであり、同時に他者を評価出来ないという事になるのです。

と言っても親からすれば、勉強してほしい。困る姿は見たくないというのがあります。




ここで課題の分離をしっかりと理解した上で、“共同の課題”とするのです。

自分だけでは解決できない問題は互いに協力を求めていいのです。

そして協力を求められたら、協力をすればいいのです。

協力として何が出来るのか…促す作業になりますが…



勉強を例にあげれば

ではまずなぜ勉強しないのか・したくないのか


子どもからすれば、

・勉強そのものへの知識不足

・意味や価値への認識不足

・理解するまでの手段不法の情報不足


それらの知識不足への共有は出来る事だと思います。

子ども自体にも必ず理由が存在します。

ゆっくりと時間を取り話し合う事が必要です。



そこでは親の立場として意図的に親の意思の通りに答えさせる様に話を持っていく事は違います。『このまま(勉強しなかったら)だとどうなる?』と言いたくなりますが、このフレーズは子どもからしたら挑戦・威嚇・皮肉でしかないのです。これにも子ども反発するしかないのです。(この辺はまた改めてハピネススイッチで詳しくお伝えします。)



威圧的ではなく日々、信頼関係を何でも話しあえる環境の構築が重要であり。

何事も話せる雰囲気づくり、問題意識への高さを持つ事が重要とされます。

(補足:子どもから親への共有の持ちかけ。部下から上司への共有の持ちかけが好ましく。上から下へは援助や操作性が高くなってしまうのだ。)




親子関係だけでなく多くの人間関係においておも“課題の分離”を明確にし自他の課題に分別を付け、解決の方法として援助では無く“共有の課題”としてきちんと話し合い、協力できるものだけ共同で行うのが理想なのだ。




ハピネススイッチON!!