本来と本心

自分の意思と言葉で表現できない好意は

自分だけにとどまるものだと私は感じる

丸投げして説明させることこそ失礼だと思う

今までがいくら良くてもここぞの時に

難しい言葉に包ませて困らせるのは

大事に扱っていないことだと感じてしまう

不器用で可愛いね、なんて言えないほど

私が大事にしていることだから

きっと残念だなって感情になったのだろう

ごめんね、と言う相手に対して

こちらこそ、知らなかったあなたを知って

好意が減ってしまったよ、ごめんって

空気感だった

彼は付き合ってくださいと伝えられなくて

ごめんね、傷つけてしまったよねって意味合い

私はそうじゃなかった

お付き合いすることが目的なんじゃなくて

お互いの譲れない価値観や物の見方は何かを

知ることこそ重要だと考えていたから

覚悟って言葉を率いて反応を見ていた

甘さ、が見えた

生きることに対しての甘さ

良い人だった

ごめん。