#竹内流備中伝 #聴風館 では #流祖を偲び #特別稽古 3.8.7
天文元(1532)年6月24日竹内久盛が起流した竹内流が備中に伝わり竹内流備中伝として、歴代師範が継承して来られたさまざまな思想や型や技などが継承されて、今日に至っている。
京都聴風館では、旧暦6月24日(2021年の今年は8月2日)に近い8月第1土曜日に、毎年、愛宕大祭としての流祖祭を行っている。昨年に引き続き、コロナ禍での限られた参加者により、やや規模を縮小して特別稽古という形で開催されたが、今後の流祖祭の形を模索する意味でも良い稽古でした。
今年、参加出来なかった方々にも、その雰囲気を味わっていただけたらと思い、その一部を動画にして編集しましたので、楽しんでください。
竹内流備中伝に伝わる技を稽古する皆さんと共に、共有知財として鮮度よく保つことによって、その存在意義や存在価値は薄れることなく、永続すると思います。私もその灯火🔥を繋ぐひとりとして、お役に立てればいいなと、今回、改めて感じた次第です。
では、引き続き良い稽古を継続していきましょう。
今年、取立師範になられた山内師範を囲んで
小野館長から昨年に引き続き伝授巻をいただく
朝の談話
山之道場の愛宕神社⛩を掃き清め、京都市街
を俯瞰する。
役行者、小野篁の祠を掃除してくれていた小山さんやテッドも愛宕神社に上がってくる。
昼食準備時に尺三寸の肘切棒の話になる。
人が増えて弁当🍱が足らず、柳本さんがバイク🛵で買い足しに行ってくれる。
愛宕神社、役行者の前で総礼し、般若心経やご真言を唱えて流祖祭の開始となる。
例年は、山之道場で夜半まで奉納演武や青葉之口伝の式典、直会を行うが、今年は時短化。
道場に戻り、特別稽古の開始。
略礼の見直し
口斎手の手直しを、礼、一身一刀から始める
今年の流祖祭における特別稽古のメインは、肘切棒。中山取真師範が考案された肘切棒をやるには、鉄扇座合止の型を知っていた方が良いので、その稽古から始める。鉄扇は奥斎手の部類であるが、初心者から高段者まで、皆とても熱心に稽古。
1.陰剣では、扇の要を左にして両膝前に手を着くスペースを確保するように鉄扇を置く。
2.陽剣では、要を後にして、右脇に置く。
左手が上になるのが上入り。
左手が下になるのが下入り。
肘切棒
1.太刀止 2.横刀 3. 双拳 4. 面返 5. 抜打止
6. 柄止 7.陽剣 8.陰剣 付.霞 9.天狗落
特別稽古の終礼
山之道場に移り、免状授与の準備をする
龍雲たなびく夏の京都上空
実り多い流祖祭、特別稽古でした。