字の練習をする時、まずは〇〇〇から
こんばんは。伊藤恵です。
いつもありがとうございます。
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昨日の大雪が続くかと思いましたが、午前中は曇り空で雪はあまり降らず、夕方また牡丹雪でもさもさと降ってきました。
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四季の書道・3か月継続コースにお申込みいただきました。
ありがとうございます!
インスタグラムをご覧になって申し込みを決めてくださる方がいらっしゃって、
とてもありがたく思います。
今は先日の美文字練習ミニ相談会であった話題から、山形県の市町村名をシリーズ化して書いています。
おもに山形県民の方向けかと思いますが、お手本とまではいかなくても、参考にしていただければ幸いです。
Instagram Megumi Itou @fineclock
(写真はブログ用です)
さて、今日は字の練習について、私が思うことを少しお伝えしたいと思います。
手帳やお手紙など、いつも書く字は、小さめに書かれる方が多いのではないでしょうか?
普段から書いているからといって、同じ大きさで字の練習をしようと思うと、なかなか上達は難しいと思います。
それは、字が小さいと線も短くて、字形や細部の表現を正しく確認しづらいからです。
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字の練習をする時、まずは大きい字から
市販の書き込み式の美文字練習帳は、大きいサイズのものがよく見受けられます。
やはり上達のために書くのなら、大きい字で、字形や細部を確認しながら書いた方が身につくと思います。
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字形や細部とは
まず字形は、おもに外形と線の位置です。
外形とは、文字の外側をおおまかに囲んだときの形です。
日・目・国・固・図などは、縦長の四角。
口・四・皿・回・田などは、横長の四角。
市・寸・下などは▽、大・太・上などは△。
幸・辛・華などは◇といった具合です。
線の位置は、たとえば縦線は中心に書くのか、右寄りなのか。
横線は等間隔か、中心から左右の長さを同じにするのか、といった具合です。
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細部とは
手書きの決まりと、線の表現です。
手書きの決まりとは、たとえば上に出てきた、外形が縦長の四角の字。
これには共通する決まりがあり、最後の横線を書いた時に、左右の縦線が少し出るようにします。
また、外形が横長の四角の字は、最後の横線を書いた時に、左は縦線、右は横線が少し出るようにします。
こういった決まりはいくつもありますが、字の形や部首などで共通しているので、少しずつ覚えていけばいろいろな字に応用できます。
線の表現とは、たとえば漢数字の三について。
パーツとしては横線が3本ですが、
1本目は短く反る
2本目は1本目よりほんの少し短くまっすぐ
3本目は長く伏せる
という書き方があります。
ただの棒ではなく、このように書き分けることで美しく見え、春・青・無・美など、横線が多い字に応用ができます。
また、とめ・はね・はらいにも注目です。
線の最後が全部スッとはじかれてしまうと、丁寧さが書けます。
全部とめてしまうと、単調で幼い印象になります。
はね・はらいでは、線がだんだん細くなるのが特徴です。
とめ・はね・はらいをしっかり書き分けることで、丁寧さと大人っぽさが表現できます。
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これらをいきなり小さい字で練習するのはなかなか大変です。
まずは字を大きく書いて、字形や細部に注目しながら字の特徴を覚えて、それから普段書く大きさの字で書いてみましょう。
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美文字練習ミニ相談会では、相談内容に応じてこういったお話もお伝えできます。
ほんの30分でも、対面でお話したり、書いているところを見ると、今後の字の練習や手書きの際に活かせると思います。
ご近所でご都合のあう方がいらっしゃれば、ぜひご検討ください。
次回は2月22日(水)16時~18時の開催です。
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字の練習と、手書きを楽しんでいただければ幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた(^^)/~~~