AI『KIZUNA(絆)』は略、全業種に利活用が可能|マーケティング・テクノロジーフェア二〇一七
【ビジネス ニュース】 平成二十九年二月十四日と十五日に東京・有明にて、UBMジャパン(代取:クリストファー・イブ)は第五回『マーケティング・テクノロジーフェア二〇一七』を開催した。八十超のセミナと百五十超の製品・サービスが紹介された。国内最大級のマーケティングの展示会である。
今回はAIとIoT関連のB2B、B2Cが目玉だった。ハイムはAIを使ったサービスを展開するティファナ・ドットコム(代取:藤井亮)に着目した。設立は十二年で資本金が九千万円。ISO「9001(品質)」「10002(苦情対応)」「27001(情報セキュリティ)」、PマークとオラクルMAを取得している。従業員には個人情報保護士やオラクル マスター(プラチナ、ゴールド、シルバー)等がいる。
<全方位的に利用できるAI>
同社が誇るAI対話型システム「KIZUNA(絆)」は、初期導入費用が無料で月額三十八万円から利用できる(報道現在)。活用事例は大変に多岐に亘り、サービス、官公庁・自治体、レジャー・遊戯、情報通信、マスコミ、エネルギ、建設・住宅、商業流通、製造、運輸・輸送、金融・保険を想定。
例えば、年商百五十億円のECサイトを運営している同社の実績により、クライアントのECサイトの売上げを改善する為に「KIZUNA」を利用したり、顧客向けや社内向けのFAQを「KIZUNA」が応対して業務負荷を軽減できる。
機能・サービスは以下の通り。
- 音声認識発話対応
- アニメ連動
- マルチデバイス対応
- 定点観測レポート
- ネイティブ オペレータ連携
- 多言語対応
- ナビゲート機能
- 有人チャット機能
- ビデオチャット機能
- アマゾン ペイ決済機能
- リアル行動追跡
- ソーシャル分析
- 顔認識機能
- ジェスチャ連動機能追加
特に十二のソーシャル分析は「オラクルSRM」といい、四千万サイトから自動収集した。AIでSNSを統合管理・分析でき、顧客対話やインフルエンサの育成も可能だ。
「KIZUNA」の標準の料金プランは四種。ミニマムが三十八万円、スタンダードが五十五万円、アドバンスドが七十六万円、プレミアが九十四万円となる(全て月額)。これらに無料サポートとして初期導入サポート、シナリオ データ生成・整形、改善提案レポートが付く。他にはコールセンタ向け(二百万円/月から)がある。
『マーケティング・テクノロジーフェア2017/UBMジャパン㈱』
画像引用:上二枚;KIZUNA (絆) 人工知能(AI)会話型システム、下;AIでソーシャルメディア戦略 Oracle SRM
記事:羽田野正法