DELF B1体験記 (その② 準備編)
"週に1時間勉強するよりも
毎日10分ずつでも勉強したほうが
語学習得には有効"
との教えを胸に
日々の隙間時間を見つけて
平日に少しでも勉強時間を確保
できるように計画を見直しました。
朝の身支度や通勤時にリスニング、
出勤前にカフェに立ち寄れる日は
授業の予習・復習など。
リスニングはSNSで評判だった
'Le journal on français facile'
という10分間にまとめられたニュースをポッドキャストで身支度しながら聴いています。
10分なので割と集中して聴くことができて気に入っています。
HPにはスクリプトもありますが、私はリスニングのみに使用。
ポッドキャストには他にもフランスの番組があるので、お好みを探してみてはいかがでしょうか?
ちなみに私は
FRANCE24の ‘C’est en France’も好みで、気になるテーマを保存して繰り返し視聴しています。
又、'TV5 Monde apprendre le français' は先生イチオシで聴き始めました。
興味のあるテーマを選べるのがいいです。A1からB2とレベル別に設定ができます。
問題形式で難しい単語もありますが、わからない単語があっても聴き進めて、何を言っているのかを予想する訓練にいいです。
スクリプトは一番最後に見るようにしています。こちらを通勤時間に。
細切れ時間をあなどるなかれ。
''ちりも積もれば"
'Studyplus' というアプリに日々勉強内容と時間を記録をして、状況を把握しています。試験日のカウントダウンもできるのが◎
実際の勉強時間を客観的に見ることができて、計画を見直す際にも役に立ちます。
実はDELFに向けて勉強を開始した途端、仕事が猛烈に忙しくなってしまい、日々の勉強時間を確保できない時期が半年以上続きました。
それでもDELF受験への意思は固く、
1日10分でも隙間時間を見つけては勉強を続けていました。
Studyplusを見返しては、やるぞ!と原動力になりました。激務を乗り越えられたのはDELF(フランス語)のおかげとさえ思えるほど。それほど私はフランスに興味があり、情熱を傾けているということ再確認。
コロナ禍のレッスンは対面からオンラインへ切り替え。人にもよると思いますが、私は激務の中で睡眠時間の確保が必須でしたので、オンラインがとても好都合でした。
口頭試験対策を中心として、過去問を題材に実践してはアドバイスをもらい、何度も復習して何も見なくても言葉が出てくるようになるまでできるのが理想と思います。
実際はその通りに言えなくても、積み重ねの練習で、瞬時に他の言い方に置き換えて言うことができるようになっていきます。火事場の馬鹿力といいますか…(体験談)
口頭試験は3種類。
1.自己紹介(2〜3分)
2.試験管とシュミレーション会話の
やりとり(3〜4分)
3.プレゼンテーション(5〜7分)
事前に10分の準備時間あり
どれも沈黙が一番減点の対象になるそうです。準備しておくに越したことはありません。
『自己紹介』
仏検2級の二次面接の準備がそのまま使えます。
名前、住んでいる場所、
職業は詳しめに。
その後試験管から
家族、休暇、趣味についてや
フランス語を勉強する理由、将来について等、2つほどを質問されるので
事前に回答を準備しておくと安心。
準備したことが聞かれなくても、フランスにいるつもりで即興でやるしかないのですが。
2〜3分はあっという間なので
意外といけます!
『試験管とのシュミレーション会話のやりとり』
過去問を題材にして先生と実践。
ブティックで返品など、店員さんとのやりとりの内容がリアルなので、まるでフランスにいるかのよう!
ここでも沈黙は減点になるので、分からなかったら「分かりません」
聞こえなかったら「もう一度お願いします」等ととにかく口に出すことが大切だそうです。
フランスでどのように対応できるかを見る試験なので、文法も大事ですが口頭でどこまで応対したかを見られているようです。
『プレゼンテーション』
テーマについて、3分ほど論理的に
述べる試験。
論理的というのは、フランスでは小学生の頃から習うプレゼンテーションの型。
日本では受け身の授業だったので
ロジカルに述べること自体が初体験で私にとっては新鮮でした。
日本語でもなかなか意見を述べる機会は少なく、それをフランス語で論理的にというのは私にとっては難易度が高かったです。
先ずは以下の構成を日本語でざっくり書き出します。
◻︎Position
問いに対して、賛成か反対か
自分の立場を決めます。
◻︎Argumentation
賛成又は反対意見に対する論拠付けを
3つほどリストアップ。
◻︎Conclusion
賛成又は反対意見に対して
結論を述べます。
次にフランス語で作文して書き出します。タイマーで測って3分くらいの発表量になるように書いていきます。
作文を先生に添削してもらったら文章を暗唱。暗唱もタイマーで3分測りながらやるといいと思います。
授業で発表して、先生から3〜4分の質疑応答を試験さながらに受けます。
そして先生からアドバイスとフィードバックをもらう、というのを繰り返していきました。
始めは作文を3時間掛けてやっていました。試験では準備10分しかないのにどうしよう…と途方に暮れていました。
何度か繰り返すうちに、作文は1時間に短縮できるようになりましたが、10分にはほど遠い。
それでも試験を受けてみました。
その③では、実際に試験を受けてみた感想をつづってみたいと思います。
(次回更新までお待ちくださいね)
Instagram @bonpolague7 では
フランス語学習を記録しています。