2017 CRF450R スタート良いんじゃね?
今シーズンのAMA Supercross、HONDAファンとしてはケン・ロクスンがケガで離脱し、悲しい想いをしつつ毎週末動画でレース観戦しておりまする。
ケン・ロクスン戦線離脱後、HONDAの期待を一身に受けて善戦しているコール・シーリー選手。
(Photo : http://www.supercrossking.comより引用)
今年のリザルトは結構安定していて、2~6位をウロウロと、勝てないながら、コンスタントに入賞しています。(お前遅いくせにエラソー!は、この際なしでw)
昨年と何が違うのか?と思うと、スタートの良さ、なんですよね。シーリー選手は、ラップタイムはトップクラスにつけながら、例年まではスタートの出遅れが多く、10番手付近からの追い上げで結局は6~8位みたいなレースが多かった印象。(データは確認していない雑な印象論)
でも、今年はスタート後の1~2コーナーで、少なくとも5位以内にはいる印象です。そこから淡々とラップを刻み、最終的には2~4位フィニッシュが増えた印象で、スタートがよくなった分だけ、順位も上がっているという。
ん??そういえば、2017年モデルのCRF450Rのコンセプトは・・・
ABSOLUTE HOLESHOT.
でした。
トラクション性能を重視した設計が功を奏しているのか、シーリー選手がスタートの腕を磨いたのか定かではありませんが、結果的にスタートがよくなっているのは素晴らしい!
ちょっと2017年モデルの新設計シャシーに関心が湧いてきました。乗ってみたい。
ちなみに先週末のテキサス アーリントンでのスーパークロスで、私がシーリー選手のひとつの脱皮を感じた(また偉そう)のは、宿敵のハスクバーナのジェイソン・アンダーソン選手との2位争いで競り勝った、正確には後方に迫ることを許さずに、差をキープしてフィニッシュしたことなんですよね。
これまでアンダーソンVSシーリーのバトルは、ほぼ例外なくアンダーソンがTボーンアタックwを決めて、シーリーを抜き去っていて、毎回競り負けていた印象なんですが、今回は違った。
HONDA勢としては、ケン・ロクスンという偉大なエースをケガで失って、相対的に地味に見えるシーリー選手ですが、地味に進化しているんだなぁ、と。今季なんとか1~2勝して欲しいですね。
アーリントン終了時のポイントランキングをみても・・・
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1. Ryan Dungey (KTM) 129
2. Marvin Musquin (KTM) 111
3. Cole Seely (HON) 107
4. Eli Tomac (KAW) 100
5. Jason Anderson (HUS) 85
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トップのダンジーと22ポイント差で、実はまだまだチャンプ獲得のチャンスはある。まぁ、ダンジーの安定感はダントツなので、ダンジーがケガや成績を大きく崩すことは想像しにくいのですが・・・
そんなこんなでシーリー選手、HONDAだし、笑顔が性格良さそうなんで応援しておりまする。
そして、アブソルートホールショットというコンセプトどおりに、スタートで前に出るマシンに仕上げてきたHONDA、改めてリスペクトです。本気出せばやれる子なので、ぜひHONDAは常に全力で勝ちに行って欲しい。
まぁ、本田技研工業という大企業のなかでは、モトクロスに投資しても、たいした経済的リターンがないという状況なのは十二分に承知しているのですけどね。
HONDAファンとしては、HRCは、やはり常勝集団であって欲しいと思うオッサンです。