「宇田川源流」 オリンピックの閉会式を見て思うこと
「宇田川源流」 オリンピックの閉会式を見て思うこと
今週はオリンピックの話ばかりになってしまった気がする。オリンピックをやってよかったという越えは、あれ開け社説で迄も難解もオリンピックを反対していた朝日新聞のアンケートでも50%を超える人がよかったと答えている。史上最多の27個の金メダルというだけではなく、やはり様々な意味で負けても感動をくれたのがオリンピックではないか。また今回は無観客であったということになるが、その無観客で「静寂」ではあったがその分、試合の音がよく聞こえるようになったのではないか。
今回のオリンピックは8年前に東京開催が決まった。
高円宮久子妃殿下と滝川クリステルさんの「オ・モ・テ・ナ・シ」で話題になった。しかし、その後の開催までは順風満帆ではなかった。実際にエンブレム盗作事件、国立競技場の建設費増大とそのデザイン変更、それに竹田恒和氏の買収疑惑、その後も、スペシャルサポーターであったはずの嵐の解散やコロナウイルスによる延長、それに伴い、野村萬斎氏や椎名林檎氏の解任、一年延期、森オリンピック組織委員会会長の辞任、その後、佐々木氏・小山田氏、小林氏など過去の不祥事やオフレコ会談での不謹慎発言などで辞任解任が相次ぎ、そのうえで「無観客」開催であったということになる。
ある意味で、これだけ開会式、閉会式の関係者が辞任するということになってしまえば、さすがに良い開会式・閉会式になるはずがない。開会式に関しても、閉会式に関してもSNS上ではかなりの酷評があったような気がする。
しかし、実際はどうであろうか。
私自身、閉会式の「東京音頭」は良かった気がするし、またMiletさんの歌も、それなりに良かった。何よりも東京スカパラダイスオーケストラの演奏はいつも通りノリノリで、歌などがないだけに、世界の人が乗れるものであったし、その前に宝塚歌劇団の人々がうたった君が代は、非常に美しかった。自分としては「なぜ宮沢賢治で終わったのか」ということはあまり意味が解らないのであるが、開会式のお笑いよりははるかに良かったような気がする。
海外メディアも速報=「厳戒の五輪閉幕」
8日の東京五輪閉会式を海外メディアも速報した。
AFP通信は「厳しい新型コロナウイルス対策下」の大会が閉幕したと報道。ロイター通信は「人けのほぼない国立競技場上空の花火が無観客の奇妙さを再び際立たせた」と伝えた。
ロイターは「もともと大会は東日本大震災からの復興を示すことが意図されていた。1年延期の後、パンデミック(世界的大流行)に勝利する象徴として開催すると説明された」と指摘。ところが現実には、無観客や新型コロナの変異株拡大により「勝利や当初目指した利益からは程遠かった」と批評した。
2021年8月8日 21時31分 時事通信社
https://news.livedoor.com/article/detail/20669541/
【五輪閉会式】「東京音頭」に外国選手ノリノリ 踊る姿に反響「かわいい」「ありがとう!」
東京オリンピックの閉会式が8日、東京・国立競技場で行われた。演出では「東京音頭」が流れ、各国の選手もノリノリで踊っていた。
会場では北海道のアイヌ古式踊り、沖縄県の琉球エイサーなど日本文化や伝統を紹介する映像が流され、「東京音頭」は会場にて踊り子たちが登場。それに合わせて、各国の選手も踊っていた。
この様子はテレビ中継されており、ネット上では「外国の選手が東京音頭踊ってるのいいね」「外国の選手が東京音頭一緒に踊ってるのかわいい」「東京音頭にノリノリになる外国人が見れたので東京オリンピック満足です」「東京音頭きたーー(笑)外国人にとったら、なんだこりゃーーってなるよね、きっと(笑)でも踊ってくれてる」「楽しんでくれたかな?」「東京音頭は外国人ウケがいいらしい」「踊ってくれてありがとう!」などと反応している。
開閉会式の共通コンセプトは「Moving Forward」、開会式は「United by Emotion」、同閉会式は「Worlds we share」で、いずれも「世界へ向けたメッセージで、あえて和訳はつくっていない」という。なお、式典の制作進行を管理するエグゼクティブプロデューサーはスポーツマネジメント会社を経営する日置貴之氏。聖火台のデザインは欧州などで高い評価を受ける佐藤オオキ氏が手がけている。
次回の夏季オリンピックは2024年にフランス・パリで開催される。
2021年08月08日 21時49分 ORICON NEWS
https://news.nifty.com/article/sports/athletic/12173-1189635/
コロナウイルス禍における開催ということは、なかなか興味深い結果を出した。このことによって、来年の北京オリンピックは開催されることが明らかになったということになるし、また、2024年のパリオリンピックもほぼ確実に開催されることになる。
閉会式の中のパリは、すでに多くの人がマスクなしで集まっており、そのうえで、様々なパフォーマンスをしていたということが印象に残る。ある意味で「パリ」といえば、ここ数年は「イエローベストデモ」などがありかなりあれているということになっていたが、それらを乗り越えてパリも平和の祭典が行われることになる。
さて、そのパリのオリンピックよりも前に、パラリンピックがある。この開催するかしないかなど様々なことをおこなっていることになる。あの朝日新聞も、オリンピックの間に、高校野球(いわゆる甲子園)の開催を決定しているのである。何かこの内容を「政治利用」したところがすべてダメになっているというような気がするのである。特にもっとも訳が分からないのは、韓国であるがここで何かを言うつもりもない。
まあ、感染者が出てきたが、それでもうまくいったということになる。失敗したという人は何が失敗したのか明確に言えばよい。「いつもと違う」ということは事前のとおりである。また、オリンピックをやっているからといって外に出て感染した人は、自己責任でしかない。オリンピックのようなバブル方式や毎日検温や検査をしている状態でもないのに「オリンピックをやっているから外に出て良い」という判断そのものがおかしいのではないだろうか。
そのように考えた場合、実は「新しい形」のオリンピックが成功したのではないか。そのように思うものである。