リトミックとは
ひまわり畑では2月10日から、リトミックの先生を呼んで未就学児を対象としたリトミック教室を始めました。しかし、リトミックとはどのようなものなのか?詳しくない人もいると思いますので、簡単にリトミックの説明をしていきましょう。
端的にいうと、音楽に合わせて体を動かすことを楽しむプログラムです。
リトミックとは、「情操教育」「音感教室」「生活習慣」の三つを一環とした指導のシステムです。音楽療法の現場のみならず、一般的な保育園、幼稚園の教育の現場でも扱われることが多く、様々な要素が加わって子どもに良い影響を与えるとされています。単純に音楽を聴いて音感、リズム感が養われる、運動することで体幹が鍛えられるといった直接的な影響だけではなく、「音楽に集中して体を反応させる」という取り組みの中から「集中して行う」「音楽に合わせて体を素早く反射させる」「音に合わせて自分の動きを判断する」といった集中力、反射神経、判断力などの社会的なスキルも身に着けることが出来ます。
大切なのは、参加する子どもが「自発的に」「楽しく」参加することです。そしてその楽しみ方は人それぞれです。ひまわり畑ではリトミックを行う際に子どもが十分に動けるメインスペースを確保してリトミックを行っています。なので、飛んだり跳ねたり走り回ってリトミックを楽しむ子どももいれば、少し恥ずかしかったり、どのように体を動かせばよいかわからずに立ちすくんでしまう子どももいます。それだけでも、その輪の中に入っていることがリトミックですので、「周りの子を見て楽しむ」といったことだったり、「たまたま手に当たった楽器の音が楽しかった」と、それだけでも十分リトミックを楽しむことになります。
今回、ひまわり畑でリトミック教室を行ってくださる方はリトミックをより音楽療法として、療育に近づけて発達障害を持っている子どもたちでも楽しく参加できるようなプログラムを設定していただいています。たくさんの児童に参加していただきたいと思っていますので、リトミックに興味をもって頂けたら、ぜひ見学に遊びに来てください。