落ち葉と刈り草の資源化「草マルチ」
夏の刈り草や秋の落ち葉、捨ててませんか?
実はこれ、栄養たっぷりの腐葉土になります!
うちでは畑の畝(うね)の上に草を敷き詰める「草マルチ」をしています。
一般的に「マルチ」と言えば黒いビニールで畝を覆うものがよく知られています。
これには雑草を抑え、野菜に栄養を集中させるなどの効果があります。
これ実は草でも代用できるんです。抑草効果はビニールの方が高いですが、草マルチにはもっとたくさんのメリットがあります。数えたら11個(!)になりましたので以下に列記します。
1、草が太陽を遮るので雑草が生えるのを抑える
2、畑の土が露出しないため表土がカラカラに乾燥するのを抑え保水力を高める
3、太陽の紫外線から守られるため微生物が増え、栄養価の高い土となる
4、表面に乗せた草が枯れてゆき、栄養たっぷりの腐葉土になる
5、野菜を作っている畝で同時に腐葉土も作ることができる
6、ビニールマルチと違ってゴミが出ず、後で掘り出して回収する手間もない
7、刈り草や落ち葉をゴミとして捨てたり燃やしたりする手間がない
8、刈り草や落ち葉の回収や処理にかかる行政コストを軽減する
9、焼却処分しないので煙で近所迷惑にならずCO2も発生しない
10、家庭菜園と組み合わせれば草刈りや落ち葉の掃除が進み町がきれいになる
11、畑の畝の間にも敷き詰めることで雨の後でもぬかるむことがなく歩きやすい
僕たちの畑は草マルチをはじめてたったの半年で、最初はガッチガチだった土が微生物の力でフカフカになり、栄養たっぷりになってきました^^
草マルチのいいところは、堆肥作りをしながら種まきや苗の定植ができるところ。
植え終わったらまた草を寄せてあげます。土が乾燥から守られ野菜も気持ち良さそうです。
土とは、微生物の糞や死骸です。彼らの数と種類が多いほど土は豊かになります。
しかし、その微生物たちは紫外線で死んでしまいます。
そこで土を露出させない「草マルチ」をすると、微生物が増えて土が豊かになります。
刈り草や落ち葉のゴミでお困りのニュータウンにもおすすめ!
やわらかい刈り草や落ち葉の方なら1年以内に堆肥化してくると思います。
固いものは堆肥場を作って積んでおいたり、通路に敷いてもいいですね。