重なる不思議な世界2
2017.02.14 03:59
2月は、みんなのクラスでも不思議なドローイングインクの世界を楽しんでいただきました。
この日は、バレンタインデーの前夜だったので、小学高学年の子どもたちはキャンセル。
かわいらしいお休み理由でした。
社会人アートサロンとは違って、明るめの色彩を選択されていました。
指でのばしてみます。指の圧でインクが動いていきます。
美しい色彩をじっと味わいます。
線や点表現に入ると、またガラッと作品が変っていきます。
小学3年生のお子さんも、線や点をどこにいれようか時々画面をまわしながら見ていました。抽象画の鉄則ですね。^^
作品の完成です。
実は、ドローイングインクだけではなく、最後にアクリルで下地を重ねます。
ドローイングインクの透明感とマットなアクリルが不思議な世界を生み出します。
小学3年生の作品です。
はじめは明るい色彩だった作品も、濃い青や紫を部分的に入れることで、
黒味がかったような色彩となり、そのインクが、流れる線描となって、動きを感じさせます。強調したい部分だけに入れたペンの線表現も作品を引きたたせています。
多彩な広がりを見せる素晴らしい作品です。
「自宅のいろんな部屋に飾ったら、違うように見えるだろうね」と言っていました。
次は大人の方の作品。
こちらも、はじめは赤やオレンジの明るい色彩でした。最後に暗めの色を入れたい!と思われ、濃いアクリルの下地を重ねています。まるで花が咲いているようにも見えますね。明暗が生かされたポップな作品になっています。
いつもご自身の作品を玄関に飾っていただいていますが、ご家族に「現代アートのようだね」と褒めていただいたそうです。
「重なる不思議な世界」。
年中季節問わず、お部屋のインテリアとしても飾っていただける素敵な作品になりました。