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The Pirika Blog

ピリカSNSユーザーインタビュー 第2回 『渋谷新洗組』

2017.12.26 11:28

ピリカスタッフの親松です。

ピリカSNSを利用してくださっている皆様、いつもありがとうございます。
今回はユーザーインタビュー第2回目として『渋谷新洗組』へインタビューをしました。

渋谷新洗組は毎月第2・第4土曜日の月2回、朝8時から東京都渋谷区の渋谷駅の近くにある、渋谷センター街という通りを清掃している団体です。今回は私達ピリカスタッフも清掃に参加しました。


1日に50万人が通る世界最大の交差点がある渋谷。
人出が多い金曜日の翌日ということもあり物凄いポイ捨てゴミの量です。


渋谷センター街にはたくさんのゴミが散らかっていました。


壁と壁の隙間にも手の届かないところまでゴミがあります。


その狭い隙間に、渋谷新洗組代表の吉野さん自ら入り込み、ゴミを取り出していきます。すごい・・。


グレーチング(金属製の組み込み型の蓋)の隙間にもタバコの吸殻などさまざまなゴミがあります。


グレーチングを外して、ヘラで汚れを落としたり、トングを使ってゴミを取り出したりしてゴミ一つなくなるまで徹底的に清掃していきます。

 


道に散らばるポイ捨てゴミも回収していきます。


そして1時間後・・・


こんなに街が綺麗になりました!

 


そして大量のゴミを回収出来ました!


渋谷センター街の350mほどの距離なら1時間もあれば最後までたどり着けるのではないか、と思っていましたが、壁の隙間や排水溝まで徹底して掃除をすると、センター街の1/3程度の距離で1時間があっという間に過ぎてしまいました。


清掃後には近くのカフェで、参加者で朝食をとる朝会が行われます。
初めての方も気軽に参加できるとてもアットホームな雰囲気でした。

私達ピリカスタッフも清掃活動に引き続き、朝会に参加させていただき、渋谷新洗組の設立者である代表の吉野さんにインタビューをさせていただきました。

 


◯始まりは名古屋、その後京都、そして東京へ


ーーゴミ拾いとの出会いについて教えて下さい。

吉野さん:
 中学生の頃、当時住んでいた名古屋で両親に連れられて「名古屋掃除に学ぶ会」の清掃活動に参加したのが、最初のきっかけです。その頃は、率先的に参加していたのではなく、半ば義務的に清掃活動に参加していました(笑)

 その後、大学時代は京都で過ごしました。そして京都にも「京都掃除に学ぶ会」があり、その傘下に「京都新洗組」があることを知り、活動に参加し始めました。
 京都新洗組は当時、朝6時から20,30名が集まって清掃活動していました。正直早起きは大変でしたが、そこに集まる社会人や行動力ある学生の話を聞くのがとても楽しく、そして学ぶことや刺激を受けることが多くあり、いつからか積極的に参加するようになっていました。


ーー具体的にどのような学びがあったのですか?

 参加者の方から聞いた話で、今でも大切にしている考え方に『頼まれ事は試され事』というものがあります。
 何かを頼まれた時それは自分自身を試されている時なので、できる限り快く引き受けること、断らない姿勢を意識することが大切だと学びました。普段の生活でも意識するようにしています。


ーー素敵な出会いですね。その後も京都で活動を続けられたのですか?

 はい。大学2回生の時に2代目代表になり、その後大学院の卒業まで5年間代表を続けました。今は3代目に代表を引き継いでいます。

 その後、就職を気に東京に引っ越して来ました。東京でも清掃活動を続けたかったので、上京して来ていた大学時代の知り合いを誘い、清掃活動を始めました。
 最初は、楽しみながら活動できる場所を求め、東京都世田谷区の二子玉川の河川敷を拠点とする「にこたま新洗組」を立ち上げました。今では「渋谷新洗組」に名前を変えて渋谷区を中心に活動しています。

 

◯継続するモチベーションは人との出会い


ーー渋谷新洗組について教えて下さい。

 毎月第2・第4土曜日の月2回、朝8時に渋谷駅のハチ公前に集合し、主にセンター街を清掃しています。参加はもちろん自由です。今日は活動をしていたら途中で飛び入り参加して頂いた方がいましたね。活動を見て、手伝いたいと声をかけてくれたことはとても嬉しかったです。


ーー毎月活動を続けているのですか?
 はい。基本的に私は毎回参加をしています。ある意味修行だと思って続けています。継続こそが大切だと思いますし、一人の時があったとしてもがんばります!


ーーこれまで大変だったことはありますか?

 少しでも広い範囲を清掃するには、やはり人手が必要なのですが、活動を始めた頃は参加者を集めることに苦戦しました。今でも当日の朝まで、誰も来てくれなかったらどうしようという不安を抱えながら渋谷まで向かっています(笑)


ーー新しい参加者を呼び込むために、広報活動はどのようにされているのですか?

 ブログを執筆しています。ピリカSNSも清掃活動の見える化に活用しています。

 また、初めて参加して下さった方には継続して来てもらえるよう、不安なことが無いか、など活動中やその後に声かけをしています。このような朝会も参加者同士の交流につながっていると思っています。


ーー活動を続けるモチベーションは何ですか?

 やはり、人との出会いです。普段仕事では出会えないさまざまな年代や職種の方と出会うことができ、交流を通じて学ぶこと・刺激を受けることが多くあります。土曜日の朝8時から活動している方々は皆さん行動力があって面白い方ばかりです。


ーー最後に渋谷新洗組への想いを教えてください。

 まずは来てくださる方を大切にしたいです。ひとりだと寂しいし、来てくださる方がいてこその活動です。団体を大きくするというよりは一番身近にいる人を大切にしたいと思っています。
 清掃自体は死ぬまで続けていきたいと思っています!

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団体名:渋谷新洗組
代表者:吉野 将史
団体ブログ: https://ameblo.jp/tokyosouji/theme-10104182792.html
ピリカURL: https://www.pirika.org/u/5282108125741056
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 吉野さん、渋谷新洗組の皆様、ありがとうございました。
 清掃に参加をしてみて、清掃に対する凄い熱量や行動力を感じ、人目につかないこのような活動があってきれいな渋谷が成り立っているのだ感じました。
 また、初参加の方もいらっしゃったのですが、気軽に参加できるのも大きな魅力であると思いました。これからもピリカは渋谷新洗組の活動を支援させて頂きたいと思っています。

 

 これからも様々なユーザーの方にお会いしたいと思っていますので、ぜひ自分の団体にインタビューに来て欲しいという方がいらっしゃいましたら、contact@pirika.orgまでご連絡ください。日本全国からのお誘いをお待ちしております。