ドント・ストップ・ザ・ダンス
バレンタインデーに思い出す
先輩のするどすぎる指摘
『恋とおしゃれにしか興味がない』
と、20代の頃
職場の先輩に言われていた。
私だけでなく、今時の若い子たちは。。。
というくくりで。
そこで、私は真剣に考えた。
『他に何があるのだろう』と(笑)
仕事は大好きで自分なりに
精一杯やっていたけど、
たぶん、プライベートの薄っぺらさが
仕事ぶりに出てしまってたのかな。
はずかしやな黒歴史。
だからと言って今変わったかと
問われると、恋から子供に
関心がシフトしただけで
相変わらず、身近な話題にしか
興味を持ててないような。。。
状況が変わってもしっくりくる作品がある
幅広い柴田よしきさん
あの頃は、柴田よしきさんの
OLが頑張る作品、
「ワーキングガール・ウォーズ」とか
が大好きだった。
子供を産み、
会社員をしているときには
探偵兼保育園の園長が主人公の
ミステリー小説
「花咲慎一郎シリーズ」にはまった。
自分の状況や興味関心が変わっても、
整理できない気持ちを受け止めてくれる
柴田さんの作品。
偉大!
「花咲慎一郎シリーズ」には、
ワーママ、超大変モードの時に
(確か2年前くらい)
ドラマ化されてるのを見て、
保育園に預けて働いているママに
感情移入。。。
当時文庫本になっていた
シリーズ4作目まで読んで、
最近、5作目の
読んだ。
4作目までの細かいストーリーは
忘れてしまったけど、
歌舞伎町で24時間保育をしている
主人公の園に通う子供たちの中には、
家族がのっぴきならない事情を
抱えている場合がある。
それでも大好きなママやパパを
待ち続けている健気な子供の姿に
胸がいっぱいになる。
「ドント・ストップ・ザ・ダンス」では
五歳の男の子が保育園で待っている。
母親が家を出てしまい、
父親は、売れなくなった小説家。
借金で首が回らなくなり
朝も夜も働きに続ける父親と
ギリギリの生活が続けている。
そんな中、ある日父親が何者かに襲われ、
意識不明の重体に。
主人公が男の子の母親を探すなか、
男の子の両親と友人の
悲しい過去が明るみになっていく。
主人公は、命の危機を感じるような
危ない思いをしても
子供たちのために体を張って駆けまわる。
謎解きにも引き込まれてしまうけど
主人公の深い愛、人柄が
このシリーズの最大の魅力。
今後、興味の対象が子供から、
シフトすることもあるかもしれないけど
続編をずっと楽しみにする!
写真は、娘と一緒に作った
パパのバレンタインデーのプレゼント。
恋とおしゃれから縁遠くなって
100均のすばらしさに感動!
そういえば、「ドント・ストップ・ザ・ダンス」にも
主人公と5歳の男の子が100均に買い物に
行くシーンがある。
両親を大切に思う子供心と
我慢を強いなければならない大人の気持ち。
どちらに思いを馳せても、苦しくなる。
しあわせになれますように。。。