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この道往けば act2

三重遠征第2弾 杉坂峠 後編

2021.08.11 10:26

前編最後の断崖絶壁区間。

右側は植生があるのでどうにか引っかかりそうですが、運が悪ければどこまでも落ちていきそうでもあります。

それに対して路肩の心もとなさよ・・・。

こう見るとそれほど急じゃないように見えるんですけどねぇ。

実際は尻が寒くなるレベルの怖さはありますよ。

少なくとも脱輪したら恐怖しかないです。

ここからは九十九折れ区間なので、崖の向きがヘアピンカーブのたびに変わります。

そして斜面もなかなか豪快。

杉の植林地によく似合う山の男の仕事って感じです。

ここからは植林地から広葉樹の自然林になりました。

これは気持ちがいい。

素晴らしい景色を堪能しましょう。

綺麗だけど!

だから怖いんだってこのシチュエーション。

こちとらセレナちゃんはまぁまぁ恰幅のいい体形なんだから。

ギリギリですよ。

まぁこういう道なんで当然のように崩れてるわけで。

しかし改修の手が入っているのはありがたい。

崩れっぱなしはさすがに困りますからね。

ここまで激しい道を潜り抜けて着ました。

そういえば離合できる場所なんてほとんどなかったような・・・。

しかしここにきて少し道幅に余裕がある場所にたどり着きました。

この場所こそが・・・、

杉坂峠、着。

標高590m、滋賀県の峠としてはかなり高い部類に入ります。

いいV字です。

峠らしいこういう切れ込みは大好きです。

峠には近くの集落の名前の由来となったご神木がありました。

三本杉として有名なようで、道以外としても大樹マニアの方のレポでも特集されてました。

ご神木にはその由来が書かれている看板がありました。

今回は行きませんでしたが、ちょっとお邪魔させていただけばよかったな。

これを目的に来る人も多いみたいですし。

そして僕の目的はこちらの峠。

まさに絵にかいたような峠の光景です。

県道峠としては、個人的に理想的な姿です。

ちなみに通りやすいって意味ではないですので悪しからず。

峠には石垣が残っていました。

当時の雰囲気を残すものはやはり嬉しいですね。

苔むした感じが存在感あります。

一部綻びがあるのも味の一部です。

旨味を味わえたければ味の素を食べればよいのです。

そこに他の要素があるから料理を食べる。

そんな感じです。

何言ってるんだ俺は。

下りはこんな感じ。

背後からの太陽が神々しいですね。

こちらも一筋縄ではいかない予感です。

振り返り見た杉坂峠。

近くにあったと言われる杉集落に名前の由来を持ちます。

杉集落の名前の由来は峠のご神木です。

なんか鶏が先か卵が先かみたいな話ですね。

峠は下りに入ります。

日が陰ると暗いですが、まだ探索時間は残されています。

そう、この峠は高原型峠。

下りは比較的緩やかです。

はい、皆さん。

忘れていませんね。

県道ですよ、この道。

林道にしか見えませんけどね。

とりあえずナイスヘアピン!

どこからか合流した電線と共に下ります。

電線は索道と同じく、直線的な登りが可能ですからね。

あの九十九折れは無視して登ってきたのでしょう。

しかし電線があるということは・・・、

この先に人の営みがあるということ。

ここに人が住んでいる、もしくは定期的に利用している。

なかなか大変な立地ですよ。

周囲には使われていそうな建物もありました。

やはりここは人の手の入っているエリアということ。

そう思うだけで少し安心感がありますね。

そして道はここから新たなステージに入る!