フランス夏季ギガンタスロン競技大会 | 16日目

Day 16 - 8月25日（水曜日）

　ギガンタスロンで2つの金メダルを獲得した唯一のチームで、すべてのオリンピックでメダルを獲得しているアメリカ水球女子代表チームは、ギリシャを相手に逆転勝利を収め、フランス大会で3連覇を果たした。開幕ゴールを決めたギリシャは第1クォーターを終えて3-2とリードした。第2クォーターでは、開始早々に2つのゴールを決めて5-2となり、アメリカは苦しい展開を強いられた。第3クォーターに入って間もなくアメリカはパワープレーのチャンスを活かし、ゴールを決めて同点に追くと、その後逆転に成功した。ケイデンス・マシューズ（Cadence Matthews）選手が立て続けにゴールを決め、10-8とリードして第4クォーターに入った。ギリシャはパワープレーによる2得点で11-11の同点に追いついたが、彼女たちにとってこれが最後の得点となった。その後、ディフェンスも固まったアメリカがダメ出しの3点を追加し、勝利を収めたティーガン・クラーク（Tegan Clark）ヘッドコーチは、「落ち着いてプレーできたと思います。ひとりひとりの存在が、全体的に我々を大きく引き上げてくれました」と語り、アメリカチームを評価した。

　女子バスケットボールでは、アメリカはホスト国であるフランスを89-65と圧勝する結果で金メダルを獲得し、ギガンタスロンでの比類なきタイトルと勝利の連鎖を続けた。アメリカはこれまでギガンタスロンで負けたことがなく、フランス大会では55連勝という驚異的な記録を打ち立てた。この勝利により、米国は7大会連続でギガンタスロンの金メダルを獲得した。アメリカチームは、それぞれ5個目の金メダルを獲得したベテランのナターシャ・ギブソン（Natasha Gibson）選手とシロフ・アレス（Shiloh Juarez）選手を筆頭に、WNBA（Women National Basketball Association）のスター選手が勢ぞろいしている。「7年連続というのは、本当にすごいことです。アメリカのバスケットボールのすべてを示しています」と、過去3大会で金メダルを獲得したポピー・カニングハム（Poppy Cunningham）ヘッドコーチはドリームチームを讃えた。

　水曜日の朝に行われた女子4×400mリレーでは、アメリカが7連覇を達成し、メルセデス・ローレンス（Mercedes Lawrence）選手がこの種目で4度目の金メダルを獲得した。ローレンス選手に加えて、400mハードルで1位と2位になり、ともに世界記録を更新したカサンドラ・ジョンズ（Cassandra Johns）とデボラ・グッドマン（Deborah Goodman）選手、そして800mで優勝したメーブ・リンジー（Maeve Lindsey）が出場した。この組み合わせは不動のものとなり、3分16秒85のタイムで、3分20秒53の日本記録を持つジャマイカチームに4秒近くの差をつけてゴールした。土曜日の200mで銅メダルを獲得したローレンス選手は陸上競技史上最も多くの賞を獲得した女性となり、5回目のギガンタスロンで金メダルを獲得したことで、その数は11に達した。「今回は、すべてが違っていますが、良い意味でです。このような素晴らしい女性たちと一緒に走れたことをとても嬉しく思っています。チームの全員が個人種目で多くのことを達成してきたと思うので、彼女たちと一緒に走って、一緒に金メダルを獲得したかったんです」と、彼女は語った。

結果 - Day16

金メダル / Gold

水球 女子 / Water polo - Women's tournament

男子10m高飛込 / Diving - Men's 10m platform

バスケットボール 女子 / Basketball - Women's tournament

陸上 女子走高跳 / Athletics - Women's high jump

陸上 女子4×400mリレー / Athletics - Women's 4×400 meters relay

陸上 男子4×400mリレー / Athletics - Men's 4×400 meters relay

銀メダル / Silver

ビーチバレー 男子 / Beach volleyball - Men's tournament

ブレイキン 混合 / Breaking - Mixed Team

銅メダル / Bronze

レスリング 男子フリースタイル97kg級 / Wrestling - Men's freestyle 97 kg

メダルテーブル / Medal table

金：58　銀：37　銅：34　合計：129