「閉める・閉じる」を意味する“Close”と“Shut”の違い
おはようございます、Jayです。
台風14号が東に進んで各地に大きな影響を与えていますね。
雨風や強風によって飛んでくる物を守るために場合によっては雨戸を閉めておくのもいいかもしれません。
「閉める・閉じる」を意味する英単語で“close”や“shut”がありますが、今朝はこれらの違いについてです。
“close”=見えない様に隠したりするための「閉める・閉じる」
“shut”=隙間を塞ぐための「閉める・閉じる」
例えばドア。
ドアは室内を見せないようにしたり(隠す)、外から風が入ってこないようにする(隙間を塞ぐ)ために使うのでどちらも使えます。
私はよく上司の部屋から出る時に“Do you want me to close/shut the door on the way out?”(ドア閉めますか?)と聞いていました。
お店が閉店中に閉じている上から降ろす物をなんて言いましたっけ?
そうです「シャッター」です。
英語にすると“shutter”で、意味は“shutする物”です。
シャッターは“外から見せない”というよりは“隙間を塞ぐ”という防犯目的かと思います。
なので“shutter”。
“カーテンは?”
カーテンは室内を隠したりするために使いますが、ドアほど隙間を塞ぐ役割は果たせませんね。(風でめくれたりするので)
ですので基本的には“Could you close the curtains?”(カーテン閉めてくれない?)ですが、“Could you shut the curtains?”でも意味は通じます。
はい、厳密にはどちらも使われています。
ネイティブはよ~く考えるとちゃんと意味の違いは認識できると思いますが、普段はあまりそこまで考えずに使っています。(;^_^A
より汎用性が高いのは“close”です。
何か隙間を塞ぐ(shut)という事はそれを見せないように隠す(close)という意味なので。
ですので最初に出てきた雨戸は目的としては“shut”が強いですが、“close”を使っても問題ありません。
逆に何かを見せないようにするための物は必ずしも隙間を塞ぐ事にはなりません。
例えば門などのゲート。
ゲートは外から見えないようにしたりある程度高さがあるので容易に侵入出来ないようにはできますが、さらにその上は隙間があるので。
でも先ほども言ったように、誰かが侵入しようとする時に咄嗟に“Shut the gate!”と言う事もあるでしょう。(おそらく映画でホワイトハウスなどに敵が襲い掛かるシーンなどで使われる)
最後におまけで豆知識。
英語では一人のピッチャーが得点を許さずに0点で試合を投げ切る事を「完封」と言い、(すでに相手チームから得点は奪われているかもしれないけど)チームのピンチを救ったり勝っている試合を閉めるために出て来る投手を「抑え投手」と言います。
英語で「完封」は“shut-out”(シャットゥアゥトゥ/シャタゥトゥ)で、「抑え投手」は“closer”(クロゥザー)と言います。
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