「立秋」ヒグラシとともにスタートする朝。
早朝からトウモロコシを収穫する日々が続いています。
収穫開始の合図は、ヒグラシの大合唱。
ヒグラシが鳴き始めると、私たちもトウモロコシを収穫できる明るさになります。
最初に一匹が鳴き始めると・・次々に加わって一面から聞こえてくる。
カーナカナカナカナ カーナカナカナカナ・・・・・・。
なんとも壮大な合唱は30分ほどでピタリと止んで、今度は鳥の鳴き声が響き始める。
辺りは幻想的な風景です。
立秋を過ぎた途端に、早朝はTシャツでは肌寒いぐらいになりました。
トウモロコシもびっしりと露で濡れています。(雨ではありません)
収穫する夫も露で濡れてしまうので、合羽を着ています。
収穫は陽が差す前に終了。
なぜ早朝に収穫するかというと、夜間に気温が下がるとトウモロコシの呼吸量が減少して糖分が実に蓄えられている状態になり一番甘い状態になっているからです。気温が上昇すると糖分をエネルギーとして消費してしまうんです。というわけで、早朝に収穫してしまうことが大事なんですね。採りたてで新鮮なものを食べてほしいというだけではなく、できるだけ甘い状態のトウモロコシを収穫したいというわけで早朝に収穫しています。
しばらくすると、サンサンと陽がさしてきて気温はグングンと上昇。山間といえども暑いです。
日中の作業中は手拭いが大活躍。用水で濡らして、パンパンと振れば冷え冷えになります。それを首に巻くのが最高に気持ちいい!最近はクールタオルなんて便利なものもあるようですけど、手拭いでも十分。
出荷や畑仕事を午前中に終わらせて、午後はせっせと川遊び。夕方、涼しくなったら少し仕事をして一日が終了します。
夜は涼しくなるので、我が家はクーラーはありません。それでも寝苦しいほどの夜は年に一晩しかありませんでした。
おかげで体力が回復してくれるんだと思います。
先日、「岐阜サマー・サイエンス・スクール2021 in なかつがわ」が開催されました。県内外の中学生を対象としたイベントです。我が家の次女も参加させてもらいました。
3年前には長女も参加させてもらいました。その時は2泊3日の合宿で開催されて、市内外の中学生たちと科学漬けの体験をしてきました。スタッフの方たちの対応が素晴らしかったのが印象的でした。
今年はオンラインでの開催でしたが、日本を代表する科学者たちの話を直に聞いた3日間は子どもたちにとって何ものにも変えがたい貴重な夏の体験だったと思います。昨年は中止だったので、オンラインであっても学びの機会を与えるためにイベントを開催をしてくださったスタッフの方々に感謝、感謝・・・。
立秋を過ぎたので、山里の夏は終わりが近いです。日に日に涼しくなっていきます。
あと何回、川遊びができるかなぁ。