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なぜか、かわいい龍

2021.08.12 21:00

こんにちは。住まいのおせっかい家です。


夏休み、己書のお題作りもやっています。

師範試験に向けて頑張っている生徒さんに、すてきなお題を出してあげたいのですが、全然うまくいかない。


己書は上手く描こうとするものではないと分かっているのですが、「さすが師範」と思われたい欲が出て来てしまいます。


生徒さんが、師範試験に合格すればもう同じ土俵です。

師範になる前にろくに練習もしなかった自分とは大違いで、まめに描いて頑張ってる生徒さん達。

もうすでに、試験前の自分より上達してるんです。



そんな焦りの気持ちで描くから、龍の凄みが全然出ない。かわいくなってしまうんです。


自分の師範である平井先生に相談したら、納得出来ないなら描きこむしかないそうです。

上手く描けないという気持ちの方が問題のようです。

もう、これじゃないと何枚も描いてます。

そして、ますます分からなくなるという深みにハマっていました。



それを見た夫に、「己の書なんだから自分らしい龍でいいんじゃない」と言われてビックリ。

まさに、その通り。

かわいい龍になってしまう自分を認めてないんですね。


ふと、中学生の頃に作った絵本を思い出しました。

その時に龍が出て来るんですけど、かわいい龍なんです。周りのみんなに見た目で怖がられるけど、実はピンクのリボンが大好きなかわいい龍。


どうやら自分のイメージでは、龍はかわいいんですね。