Line 6 Helix
今回は、非常に人気の高い『Helix』について書きたいと思います。
過去にもブログに書きました、Fractal Audio、Kemperと並んで注目度が高く、オールインワンのマルチプロセッサーです!!
まず、Helixのコンセプト『REAL』『SMART』『CONTROL』
リアルなサウンドを提供するというコンセプトは勿論の事、コントロール性やサウンドメイキング(ルーティング)も幅広く、柔軟性も非常に高いです。
プロユースから、初めてマルチエフェクターを使ってみようという方まで幅広くご検討いただける一台だと思います。
早速、各機能を見ていきましょう!!
まずは、Helixに搭載されているエンジンですが、以前のPOD HDシリーズに搭載されていた『HDモデリング』ではなく、機能性、サウンド共に飛躍した『HXモデリング』が新たに採用されています。
さらにHelixは『デュアルDSP』を採用。非常にパワフルなデュアルDSPを採用しており、以前までのモデリングでは不可能に近かったピッキングニュアンスや、サウンドの艶やかさ、時にはハードなサウンドまで、ギタリストが求める様々な表現を可能としました!!
下記、リンク先よりそのHXモデリングのサウンドサウンプルをご確認頂けます!!
https://soundcloud.com/line6/sets/helix
この『デュアルDSP』採用により、HDシリーズ(POD HD500,500x等)では困難であった、より複雑なエフェクトレイアウトをも可能としています。
HDシリーズをお使いの方の中には、『もうひとつエフェクター置ければ。。』と感じられる方も多かったと思います。
今なお、HDモデリング搭載Line6社のマルチエフェクターをご使用の方も多く見受けられますが、Helixの場合、DSPリミット(使用限度)をシビアに考えなくても、シンプルなレイアウトから、大型ラックシステムを使った様な80'sサウンドまでを作り込めます。
それではさらに深く見ていきましょう。
これは、筆者(田中)が作った、プリセットになります。(個性出すぎかもWWW)
2つのブロックを使えば、写真のプリセットの様なレイアウトが組め、信号をパラレル(split)にすることにより、一つのラインにエフェクターをまとめて置くとエフェクトが上手くかかってくれないという事も防げたりします。勿論シンプルにレイアウトを組んでもOKですが、特にディレイ、リバーブは、並列にした方が綺麗にかかってくれるのではないでしょうか。
余談ですが、個人的には、リバーブ→ディレイの順番でレイアウトしています。(LUKE好きなもんでWW)
さらに応用編として、このSprit機能にはを上手く使えば、レイアウト上のライン切り替え(バッキング/ソロ音の切り替え)が、エクスプレッションペダルにアサインすれば、ペダル踏み込んで行くと、どんどんソロ音(クリーンサウンド→ドライブサウンド)に変化させていく事も出来たりします。
エクスプレッションペダルはボリュームペダル、ワウペダルやエフェクターのパラメーターの変更等にも使用できます。ワウペダルやワーミーペダルなどは、つま先でグッと踏み込んでペダルのON/OFFも可能です!!(v2.10アップデートにて可能になっています)
各エフェクトをペダルに登録(アサイン)するのも非常に簡単で、『SNAPSHOT機能』を使い、プリセット自体は変更せずに異なる音色(プログラム)を登録する事が出来ます。
1つのプリセットで最大8個設定可能です。こちらの機能は、グローバルメニュー『Footswitches』よりカスタマイズ可能!!
当店で作ったプリセットは、下の4つをSNAPSHOT、上の4つをエフェクト個別のon/offを設定しています。
例えば、ソロの時にだけオーバードライプでブーストさせたいなどのコントロールを可能としますし、視覚的、感覚的にもコントロールし易いかと思います。
フットスイッチ機能には、上記で述べた、SNAPSHOT、エフェクトのアサイン機能の他に、TAPテンポ、MODE機能が存在します。
TAPボタンは、長押することにより『チューナーモード』になります。
Helixの特徴でもある『視覚性の良さ』を象徴していますね。暗いステージ上も非常に見やすいですね!!
更には!!!!
写真を御覧ください!!
MODEスイッチを長押し、ペダル・エディット・モード機能を使い、『VALUE+/-』でエフェクトの設定等を足を使い変更する事が出来ます。
例えば、『もう少しディレイの量減らせる?』等のメンバーからの要望に、ステージ上でしゃがんだりせず変更可能、またこちらの機能はエクスプレッションペダルを使っても変更可能です!!
更に!!!これらの機能以外にも『タッチセンシティブ』とうい非常に便利な機能をご紹介します。
この機能は、フットスイッチに軽くタッチするだけで、エディットモードに入る事ができ、迅速なパラメーターの調整、コントローラーアサイン可能なんです!!
カラーLEDリングで各エフェクターごとに色分けされており、ディスプレイに表示されている文字も変更することが出来ます。視覚的に非常に見やすいですね!!とにかくコントロール性抜群!!!
ライブ中にプリセット、個別のエフェクター等を変更する際に踏み間違いも少なくなるのではないでしょうか。
更にはこんな使い方も!!
Helixに搭載されている4系統のエフェクトループ(Send/Return)にエフェクターを接続し、お気に入りのエフェクターとの併用が出来ます。
今回は、BOSS SD1を接続してみましたよ!!
そうです!!ユーザーの方はご存知かと思いますが、Ver.2.10で追加された【Stupor OD】と弾き比べてみました。
個人的な感想ですが、モデリングか、本物(実機)か分からないほど忠実にモデリングされていました!!
このように、バージョンが上がれば、新たなアンプ、エフェクターが追加されたりするのも非常に嬉しいですね!!
ループ(Send/Return)の位置もレイアウト上変更出来ますので、オーバードライブ、ブースターは勿論の事、コーラス、ディレイ、リバーブ等の空間系を接続する事により、サウンドに拡張性をもたせることができます!!
空間系は比較的CPUを消費しやすい為、あえて外付けにして本機の負担を減らす事も可能です。
勿論、元々プリセットされているエフェクターも非常にクオリティーが高いですので、このあたりはご相談下さい!!!(お任せ下さい!!)
Helixは非常に柔軟性の高いオーディオルーティングを可能としています。
エフェクトループは、それぞれに独立したペダル・チェーンを接続可能、インプット・アウトプットとして分割して使用することもできます。
4つのステレオパスと組み合わせれば、複数のインストゥルメントを同時に処理したり、ウェット/ドライシグナルを異なる場所に送ったり、デジタルとアナログ両方のI/Oを同時に活用した大規模な統合システムを構築したりすることも可能です。
Helixのサウンドは、先日公開されました阿部 学氏の動画でもご確認頂けます!!
FRYETTE PS-2 POWER STATION × Line 6 Helix
皆様お楽しみ頂けましたでしょうか。
上記の内容を最大限に駆使した、オリジナルプリセットを店頭にてお試し頂けます!!
Helix 認定Expertディーラーである当店には、認定試験をクリアし、Helixの機能やシステム構築に関する高い専門性とノウハウを持つ全国有数の販売員『Helix Expert』もいますよ!!←筆者本人(田中)
同社、Helix Rackも店頭にてお試しいただけます!!
是非ご来店お待ちしております!!
心斎橋店Helix関連商品は下記リンクよりご確認下さい!!
http://www.musicland.co.jp/store/index.php?m=Category_detail&a=all&shopid=7&keyword=helix&cid=99999