補助犬の受け入れ ③
「他のお客様のご迷惑になるので入店できません」
盲導犬パートナーがお昼ご飯に喫茶店を利用しようとしたら、入り口で言われた言葉です。
「盲導犬なのでご迷惑をかけることはないと思います。この後、予定があるので食事をしたいのですが」
「犬が嫌いな方や犬アレルギーのある方がいるので、外に繋いでおいてください」
「盲導犬は同伴させてください。それに外は炎天下ですよ」
このやりとりを、すぐ近くで聞いていた女性客が立ち上がり、店内に大きな声が響いた。
「皆さんの中に、犬が嫌いな人いますか? 犬アレルギーの人がいますか?」
「どうやら 大丈夫のようですね。入れてあげてください」
その勇気ある行動に救われ、トラブルなく食事が取れて午後からの予定も滞りなく済ませることができたそうです。
この方は県外から来られた方で、家路に着く間もずっと嬉しくて、改めて感動したとお電話をいただきました。
補助犬を受け入れていただく方へのお願いです。
ほかのお客様への説明のポイントです。
⒈ 身体障害者補助犬法に則ったことであり、障害のある方の自立と社会参加のための受け入れである。
⒉ 補助犬は適切な健康管理と予防対策を講じられた犬であり、使用者がきちんと行動管理をしているので、迷惑をかけるようなことはない。
⒊ 補助犬は家を出たらいつでも仕事中なので、触ったり声をかけたり気を引いたりせずそっと見守っていただきたい。
⒋ 迷惑である、または犬のアレルギーがある方は、その旨を遠慮せずにお知らせいただきたいこと。また、何かトラブルがあればお申し出いただきたい。
✨補助犬受け入れは、障害のある方の社会参加への理解の問題です。
補助犬同伴受け入れについての 積極的なご理解とご協力をお願いいたします。