Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

子育てとサッカー

突然の涙

2015.04.07 02:18

月曜日より、新学期が始まりいよいよ小学生最後の一年です。新しい担任の先生が誰になるのかドキドキしながらの始業式。息子はその後に行われた入学式で新入生に対して歓迎の言葉を述べる役だったそうです。6年生として初日からの大役?を終えて帰宅。

夕方からは、6年生最初のFC東京のトレーニング。新たに加わるメンバーと初顔合わせですしコーチからもこれからの数ヶ月間について大事な話があるだろうと思って楽しみにしていました。ところが、当の本人である息子が、突然泣き出してしまい、何事かと思った私は、理由を懸命に聞き出そうとしましたが、なかなか聞き出せずもう家を出なければならない時間になり焦り出してきたとき、息子が何かを言いました。

良く聞き取れずに何度か聞き直しているうちに、どうやら緊張のあまり、とても不安な気持ちになってしまい、もうサッカーができないとまで思ってしまった様子。昔から内気な息子はサッカーによって積極性も芽生え自分に自信を付けたのは紛れもない事実です。しかし、ことのほか短期間で息子の取り巻く環境は大きく変わっています。帰国後、現地点まで息子は良く順応して着実に成長して来ているな~と思っていた矢先の事で、私も父親として息子に見えないプレッシャーをかけていなかったか、息子の涙を久しぶりに見てハッと我に戻る思いでした。クラスには体調不良と伝え初日のトレーニングは欠席することにしました。ここであえて息子にハッパをかけ連れて行く事もできましたが、何となく今回は息子の弱い気持ちを、素直に受け入れておく事にしました。息子の精神的な弱さはコーチなどからも指摘された事もあるし、これから先絶対に自分で越えて行かなければならない壁です。前日の初めて6年生チームのキャプテンとして望んだ試合、入学式での6年生代表としての歓迎の言葉、そして新たなコーチとメンバーで迎えるアドバンスクラスのトレーニング。

少しずつ慣れてきた日本の生活が、また新たな始まりとして息子に立て続けに襲ってきた様に感じ、不安になったとしても私としては納得がいくので、練習は休んで気分転換に3人でご飯を食べに外へ出ることにしました。一瞬でも、このまま息子はサッカーを止めてしまうんじゃないかと思った位泣いたので、サッカーを楽しめないのならば、また自然にやりたくなるまで休憩したらどうかとも聞いて見ましたが、後は本人に任せます。この様な事も息子が成長して行く過程の1つですし、この様な機会は息子にとってもよい経験だと思えば、幸せです。今週末にはブロックリーグ戦が始まりますが、どうなることでしょう。