謎すぎるアーティスト集団"NINJAS"というバンドに出会ってしまった話。
昨日の話、
今日は何を聴こうかなあといつものようにYouTubeやApple Musicを漁っていた僕はふいに出会ってしまったのである。
いやあ、出会ってしまった出会ってしまった。
朝食のパンをくわえながら
「遅刻遅刻〜〜」
と急いで学校に向かう女子学生が角を曲がったときに....(以下略)くらい
僕が音楽をネットで聴くときはだいたい2パターンで、
まず1つが、既に聴くものを決めているパターン。
例えば、今日はなんかテンション上げたいからきゃりーぱみゅぱみゅ聴きたいなあって思って「きゃりーぱみゅぱみゅ」で検索するとかね。
もう1つが、おすすめプレイリストみたいな人工知能に作成されたやつをシャッフルで聴くパターン。YouTubeはこのパターンが主だわ。
で、今回は後者のパターンでApple Musicを聴いていたわけ。
Apple Musicにもいろいろプレイリストがあって、そのうちの1つを適当に聴いていたところ、1曲むむむっと思ったやつがあってね、まあそれがこれなんやけど
男のバンドかと思いきや、女性の声も聞こえるし、構成人数も多そう、
てかこの曲歌詞が繰り返し繰り返し繰り返しひたすらビーフオアチキンビーフオアチキンビーフオアチキン..........途中でPORKとFISHが出てきたのは笑わせにきてるのか。
ただ、メロディとか曲から感じれるバンドの雰囲気とかが、完全に今の音楽の流行りとかそういう周りのうんぬんを全く気にしてない感じがあって、それがすっげえかっこいいそして中毒性が高い。
「.........これ誰?」
そう思って調べると、『NINJAS』というバンドだとわかった。
「.........忍者?」
彼らのHP ↓
ネットで調べてみたけれど、とにかく謎多きバンドらしい。
謎が多いせいか紹介記事もあんまり存在してないし。
HPを見る限り、5人グループで女性が1人てのはわかるけど、名前とかどんなひとだとかメンバーに関する情報は皆無。
“We like what you don't like." 「あなたの嫌いなものが好き」というスローガンのもと、ライブハウスやクラブやギャラリーなどなど場所を問わずに活動中とのこと。
音源に関しては、2015年に1stアルバム「DORON」をリリースして、ちょっと前にも2ndアルバム「JAP」をリリースしてるそう。
ちなみにさっきのBEEF OR CHICKENは2ndに収録されていて、そのトレーラー動画がこれ。
アングラ感がすごいなあ。
ただ、ねえ、かっこよくない?
東京でひっそり活動中の彼らにも既にコアなファンが付いているそうで、一部の音楽好きの間では『NINJASを知っているか知っていないかは、ショートケーキに苺が乗っているかいないかぐらい大きな違いと衝撃がある』と言われているかどうかは定かではないけれど、すごく良さげなのは確か。
ある者はパンクと言い、ある者はニューウェーブと言うが、彼らにとっては関係ない。
音楽、ビジュアル、活動全てが唯一無二【NINJAS】 ---奴らの影を追え。
AmazonでCD探しているとアーティスト紹介にこんな文章が。
---奴らの影を追え。アマゾンのひとドヤ顔でこれ書いたな。
NINJAS/SERVICE(DORON ver.)
こんなタイプの曲もやってるらしい。
MVがアーティスト色のかたまり。映像の濃さ。かっこいい。
POLYSICSを彷彿させるなあ。
NINJAS/SOCCER
このMVはほんと面白い。じわる。
映像が超コメディ。後半まで観てね。ほんとファニーすぎるわこれは。
ただ、曲は超かっこいい。歌詞はなかなかなこと言うてる。
日本人らしさとは真逆の音楽で、まさに"We like what you don't like."ですわ。
惹かれるという言葉がすごく合う音楽、なんかぞわぞわくる。
ネットにはあまり音源が上がってなくて、サンクラ(以下リンク)にもいくつかあるからぜひぜひチェケラ。
けっこう歌詞に癖あるし、バンド自体がたぶん大癖の集まりやと思うからちょっと好き嫌いが分かれる音楽やね。ちょいワルな感じ。
まあたぶんライブに行かないと彼らの真価は理解できないんだろうなー、と思いつつ
来年東京に行った際には、一度拝見したいものですわ。
はてさて、現代に現れた忍者の目的は如何なるものか....!!!
散りばめられたまきびしに音楽業界が気付きだすのも時間の問題でしょう。
忍者かっけー。