ペットと暮らす「臭いのお手入れ方法」・作業方法 その2
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Step2 ケージまわり
(ケージ本体・食器・ペットベット)
☆ 主な臭い・・・ペットのエサやヨダレや体臭
ケージを使用しているお宅は、ここも重要な消臭ポイントです。
各家庭でケージの大きさや、ベット付き・トイレ付き・食卓付きなど様々な用途があり、それにともなった臭いのお手入れが必要となります。
ここでは、ケージ本体と食器とペットベットについて紹介します。
ケージ本体
ケージは部位別に見ると、柵部・受皿(床部)・その他に分けることができます。
汚れ別に見ると、抜け毛やホコリ・その他の水性汚れに分類できます。
1. 抜け毛やホコリの掃除
ケージの中の敷きものを取り出し、柵部(天井・壁面)や床面に付着している毛やホコリを除去します。
ここでどれだけしっかり汚れを取るかが、重要なポイントとなります。
抜け毛やホコリなどは、乾燥している状態の時の方が、掃除は楽に行えます。
柵部(天井・壁面)は、掃除機にブラシノズルを装着したものや、ペンキのハケをあわせて使用すると便利です。
掃除機を使用しない場合は、静電気でホコリを取るハタキやペンキのハケ等でお手入れするとよいでしょう。
床部は掃除機の他、ミニホウキ&チリ取り等も便利です。
敷きものは、粘着テープなどでペットの毛を取り除いたあとに、洗濯機で洗うか、バケツに40℃前後のぬるま湯と洗濯用洗剤(赤ちゃん用等)を入れて、漬けおき洗いします。
最後に、洗剤成分を残さないためのすすぎ作業も大切です。
床面が毛足の短い布製の場合など、素材によっては手の平ゴム軍手で抜け毛掃除をすると効果的に時短出来ます。
2. その他の水性汚れ
柵部は、マイクロファイバークロス(タオル)を水で濡らした後しっかり絞ったものを2枚用意し、内側と外側で挟むように合わせて拭き上げます。
それでも落ちない汚れがある場合は、メラミンスポンジを水で濡らし垂れない程度に絞った状態で優しく擦ります。
床部は、マイクロファイバークロス(タオル)を水で濡らした後しっかり絞ったもので拭き上げます。
落ちない汚れがある場合は、メラミンスポンジを使用します。
上記方法でほとんどの汚れが落ちると思いますが、フード類など油脂性の汚れが落ちない場合は、マイクロファイバークロス(タオル)に食器用中性洗剤を薄めたものをスプレーしなじませてから、床面や側面を拭きます。(*画像②)
かさ高の汚れが混在している場合は、プラスチック製のヘラやカード類などを活用して、こそげ取ってください。
その後、別のマイクロファイバークロス(タオル)を水で濡らしよく絞ったもので、洗剤分が残らないようにしっかり拭きます。
3. 仕上げ
仕上げに消臭剤を床面や壁面にスプレーし、乾燥後に新しい敷きもの入れて完了!
食器やその周辺
ペットの食器には、エサの臭いやヨダレなどが付着します。
そしてペットのエサは意外に臭いが強いのも特徴です。
エサの食べこぼしの掃除や、使用後の食器の後始末(洗う)なども大切なお手入れとなります。食事をした後の床や周辺で臭いの気になるところには、消臭剤をスプレーしておくとよいでしょう。
ペットベット(寝床)
ペットがくつろいだり寝たりするベットやクッションは、ペットの抜け毛や体臭などが付着します。
お手入れ方法としては、粘着テープや掃除機などを使用して、抜け毛をしっかり取り除きます。
その後、ベットに消臭剤をスプレーします。
毛を集めるのにブラシ類や手の平ゴム軍手などを使うのも有効です。
詳しいお手入れ方法は「ペットの寝床のお掃除方法」にて紹介しています。
その他、ベットやクッションに付いた少しのシミならば、「カーペットのシミ抜き」または「吐きじみの落とし方」を参考にしてください。
予防対策
エサの食べこぼしや大量に抜けるペットの抜け毛!ケージ周りは汚れの種類も多く、お手入れを怠ると臭いばかりでなく、ダニやカビなどの発生につながるため、衛生上大切なエリアとなります。
処理をする際に消臭剤とあわせてフタ付きのゴミ箱を使用すると、臭いが拡がるのを防ぐことができます。
さらに、ケージなどの位置を決める際に、窓や換気扇の近くなど臭いが溜まらない場所におくと良いでしょう。
また、毎日のお手入れに必要な用具が近くにあるなど、作業のしやすい環境を整えることも大切です。
Step3 空気や抜け毛の通り道
現代の気密化された室内には、空気の通り道が決まっています。
室内より発生した臭いは、換気をすることで汚れた空気を外に排出し新鮮な空気を取り込みます。
人やペットが健康的に暮らしていく上で、衛生的な空気環境の確保は大切なことなのです。
詳しくは、下記のページを参照してください。
Step4 我が家のオリジナル消臭ポイント
主な臭い・・ペットの臭、我が家のにおい、その他の生活臭
家庭によって家の作りや環境も違い、そこで暮らしているペット(犬・猫)の性格も様々で、お気に入りの場所も異なります。
自宅の臭いの発生源と思われる場所を特定し、お掃除+消臭で快適空間に!
掃除方法について詳しくは下記を参照してください。
Step5 好きな香りで癒しの空間
お花を飾る・アロマポット・ポプリ・芳香剤など、各臭いポイントとなるエリアに置き、お好きな香りで我が家独自のすてきな匂い環境を作る事で、予防対策の手段ともなります。
好きな香りは健康にも良いとされ、家全体が癒しの空間へ!
ペットのことを考えるなら、強い香りは避け天然成分のものが良いでしょう。
全体的に臭いのお手入れを行った後、最後の仕上げで使用するのが効果的です。
目に見えない「臭い」は、知らず知らずのうちに汚染されて行きます。
そうならないためにも、素早い対処や定期的なお手入れで、効率よく臭いを管理していくことが大切なことと言えるでしょう。