誰でもできる宇宙一簡単な最強の勉強法【第二話:ダメダメ勉強法からの刺客】
スターマン「それでは早速勉強法についての話をしていこうと思うんだけど、まずは今までどんな風に勉強していたのかを聞こうかな」
ゆうき「ほ、ほとんどしてないんだけど…」
スターマン「珍しくやった時はどんな感じかな」
ゆうき「うーん…どんな感じと言われましても…」
スターマン「訊き方が悪かったね。では、次のような勉強っぽいことをしたことがあるかな?」
勉強っぽい作業の例
- とにかく何でも10回書く
- 見ながら写す
- 赤ペンで答え書く
- 語句や単語を読めないまま覚えようとする
- スマホを近くに置いたまま(誘惑と戦いながら)勉強しようとする
参考:エア勉強
ゆうき「ぜ、全部やってる…」
スターマン「マジか。それはやばいぞ、奴がやってくるぞ…」
ゆうき「やつ…!?」
エアーマン「呼バレテ飛ビ出テジャジャジャジャーン」
スターマン「誰も呼んでない」
ゆうき「う、うわー!お化け!脳みそお化け!」
エアーマン「コイツ失礼ダナ」
スターマン「来てしまったものは仕方がない。ゆうきBOY、紹介しよう。彼はエアーマン。ダメダメな勉強法通称エア勉強を司る悪霊だ。彼に取り憑かれるとまともな勉強ができなくなる」
エアーマン「ヘタクソナ勉強、ウマイ」
スターマン「下手くそな勉強が大好物で、それを食べて生きているわけだ。いや、死んでいるのか。まぁ、どっちでもいい。普段は目には見えないが、今は私がここにいる影響でゆうきBOYにも見えているんだろう」
エアーマン「コノ坊主、前カラ食ベテタ。デモ、ソモソモアンマリエア勉強モシナイカラ、ロクデモナイヤツ」
ゆうき「悪霊だけあって口が悪い…」
スターマン「彼に取り憑かれると厄介だ。やってもやっても成長できないエア勉強を繰り返すことになる。やってもやってもできないから、そのうち『自分はやってもできない』と勘違いして、もっとやらなくなる。そうしていつの間にかもう戻れないところまで引き離されてしまう。学校の授業はまるで宇宙語。理解すらできないから、ぼーっとしているしかない。そのうち、ぼーっとの達人になってくる。悲劇だ。本当は勉強してないからできないだけなのに」
ゆうき「そ、それまさに今の俺…」
スターマン「エアーマンに取り憑かれるとどうなるか、ここに例を載せておこう」
エアーマン「オレ、ワルクナイ。勉強シナイソイツラガ悪イ」
スターマン「でも、そこから抜け出せない呪いをかけているのはお前の仕業だろう。彼らはすぐに、ダイエットしたいって言いながら運動もせずソファに寝そべってポテチ食ってゴロゴロしているダメな大人みたいになってしまう」
ゆうき「それ、遠回しに俺をディスってる?」
エアーマン「ダッテ美味シイ」
スターマン「確かにポテチは美味しい」 エアーマン「ソッチジャナイ」
スターマン「兎に角、なるべく早くゆうきBOYにはエアーマンを引き剥がしてもらう」
ゆうき「え、どうやって?」
スターマン「簡単だ。正しい勉強をするだけでいい。はい、勉強って何だっけ?」
ゆうき「新しい知識やスキルを手に入れること!」
スターマン「その通り。エアーマンを消し去るには、それを実践するだけだ。というわけで、ついに次回から、私が考案した宇宙一の勉強法を実践してもらうこととする。その名も、STAR勉強法だ!」
ゆうき「…ネーミングセンス、大丈夫かな」
エアーマン「高ミノ見物」
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やっと本題です。