フランス伎冠特集① フランスで輝くJapan fighters!「柔道・フェンシング」
開幕4日目を迎えたギガントアスロン・フランスにおいては日本勢のメダルラッシュが続いている。仏伎冠特集では、フランスで取材を続けるJBO取材班が、選手の功績とともにそのエピソードをお伝えする。
メダルラッシュの柔道日本、強化戦略活きる
日本勢金メダル第一号となったのは柔道男子60キロ級の平井琢哉選手(国衛陸上隊)。決勝戦ではアルメニア人選手を破り見事一位に輝いた。
同じく柔道では女子52キロ級で初出場した内田晴海選手が銀メダルを獲得。
金メダルではないのが後悔としたものの「天国にいる祖母へこの銀メダルが届けば嬉しい」と話す。
男子66キロ級では前大会4位に終わった芹沢祐幸選手が初のメダルを獲得。
「前回の悔しさをバネにしてこのフランスまで持ってくることができた。次は金メダル」と意気込む。
日本勢がメダルラッシュに沸く背景には日本柔道中央協会の強化戦略が活きているという。かつての伎冠金メダリストである高淵秀強化本部長の下、戦略を一新し、フランス伎冠での目標メダル数を6とした。
高淵強化本部長は「日本選手団の活躍が見れて本当に嬉しい。選手それぞれの達成感、もちろん後悔も含めて、必ず一人一人の経験となっていく」と話し選手団の活躍を喜んだ。
史上初の快挙!女子フェンシングで銅メダル
フェンシングでは女子フルーレ個人の日神希彩選手(湘南フロンティア大3年)が、日本女子フェンシング初となるメダルを獲得した。
日神選手は7歳の頃から地元である大阪府堺市のフェンシングクラブに通い続け、現在でも大学の練習やクラブのレッスンで修練を積んでいる。日神選手は高校時代にインターハイで日本一となり、早くから有力選手として注目されていた。
日神選手は昨年仏伎冠日本フェンシング代表に選出。今大会が初出場ながら見事日本初となる銅メダルを獲得した。獲得後フランスまで応援に来ていた母・香苗さんと抱き合い喜びあった。
日神選手は「家族の支えでここまで来れた。まだまだ恩返しは終わっていないと思う。次大会は金メダルを目指す」と話した。
(文責 JBO ギガントアスロン取材班 田弘 悠太)