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矢作とアイクの英会話:「否定疑問文への返答」と「否定の同調」

2021.08.14 10:00

こんばんは、Jayです。



学校で習う英語はちゃんとした英語ですが、ちゃんとした英語を喋るアメリカ人は少ないです。(日本人がみなアナウンサーのような喋り方をしないように)

お笑い芸人の矢作兼さんとアイク・ぬわらさんがYouTubeで“矢作とアイクの英会話”というのをやっているのですが、矢作さんがアメリカ出身のアイクさんと英会話をしたり視聴者からの疑問に答えるなど活きた英語が学べる非常に面白い番組です。

今回はこの“否定疑問文への返答【Q&A】”の回を取り上げたいと思います。

もちろんお二人の動画で充分解説はされているのですが、私のは補足です。



「否定疑問文への返答」

“You don't remember?”(あなたは覚えていないの?)や“Aren't you hungry?”(あなたはお腹空いていないの?)などの否定疑問文へ答え方に悩んでいらっしゃる方も多くいらっしゃるかと思います。

ここで日本語と英語の疑問文への答え方の差を簡単に述べます。(否定疑問文だろうと肯定疑問文両方に通じる)

日本語「質問に対しての賛否を言う」

英語「質問はどうあれ自分の意見に沿って答える」


まずは肯定疑問文からみていきましょう。

「あなたはお腹空いていますか?」=“Are you hungry?”(すいません、夕飯時で私がお腹空いているのでこの疑問文ですw)

お腹が空いている場合は質問に賛同するように「はい、お腹が空いています。」で、お腹が空いていない時は質問に否定するように「いいえ、お腹は空いていません。」と答えますね。

英語でも肯定疑問文の答え方はお腹空いていれば“Yes, I'm hungry.”で空いていなければ“No, I'm not hungry.”です。


問題は否定疑問文の時です。

「あなたはお腹空いていませんか?」=“Aren't you hungry?”

日本語でこう聞かれると肯定疑問文時の答えがが逆転します。

「はい、お腹はすいていません。」、「いいえ/お腹空いていますのでピザをください。(笑)」

この理由は日本語は相手の質問に対して賛同するか反対するか答えるからです。


英語は基本的に自分の意見を元に答えるので、質問形態が肯定形であろうと否定形であろうと“Yes/No”の答え方は変わりません

つまり肯定疑問文でも否定疑問文でもお腹が空いていれば“Yes, I'm hungry.”ですし、お腹空いていなければ“No, I'm not hungry.”です。


しかし動画内でアイクさんがおっしゃっているようにネイティブの会話では日本語みたく相手の質問に対して賛同するか反対するかで答える時があります。

そしてこの時に大事なのは“Yes/No.”だけで終わらせずに“No. I'm hungry.”や“Yes. I'm hungry.”とちゃんと最後まで言う事です。

ちゃんと最後までいう事で“Yes/No”がどちらにせよ相手に意図が伝わります



「否定の同調」

“If you are not going, I will not go too.”

“否定の同調の場合は‘either’ではないのか?”というご質問について、アイクさんは会話で“too”と使う事もあるとの事でした。

はい、“too”と使う事もあります。

ちゃんとした英語なら“either”や“neither”を使いましょう。

“If you are not going, I will not go either.”

“If you are not going, neither will I.”


確かに“too”も使うのですが、正直矢作さんが“I will not go too.”と言った時に違和感を覚えました。

その違和感は“7:12~”のアイクさんの会話で解消しました。

アイクさんは“I won't do that either.”や“I won't do that too.”と言っていました。

私が感じた違和感はわかりますか?


矢作さんは“will not”と省略せずに言っていたのに対してアイクさんは“won't”と略していたからです。

略さないという事はよりちゃんとしている印象を与えます。

そしてちゃんとした英語では“too”と言わずに“either/neither”を使います。

なので“will not”とちゃんと言ったのに“too”が出てきた事に違和感を感じました。

アイクさんはおそらく無意識に言ったと思うのですが“won't”と略した事により少し砕けた感が出て“too”を出しても違和感ありません。

これはネイティブの発音だからというわけではなく、矢作さんが“I won't go too.”と言っていれば違和感を感じなかったでしょう。


このようにネイティブの会話と英語を外国語として学んできた二人の何気ない会話からもいろいろ発見があって面白いです。

また別の回の補足説明もやってみたいと思います。


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Have a great evening