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美鳥’s Midorish

五輪のタイル〜ガンの話

2021.08.14 13:31

淡海かいつぶりセンターさんで、毎月第一水曜日のクラス。オリンピック最中だったので、五輪をテーマに。

祭典、な雰囲気になりました!皆さん集中して描いてくださって、毎回とても嬉しいです。


東京オリンピック、見ることができるとは思いませんでした。1年伸びたのに、見れてしまった。バタバタしてる間にガンが見つかってから5年経ってしまった。


私の病気は肺腺癌で、見つかった時にはステージ3Bでした。5年生存率は20%。病院の先生は口にされませんでしたが、ネットで何でも調べられちゃいますからね。これはだめだなあ、、って思ってました。

幸い分子標的薬が劇的に効いて。この薬もいっとき薬害で話題になったお薬でしたが、私にはよく効きました。お陰で手術に持ち込めて、

でも手術の翌年に鎖骨下リンパ節に転移が見つかって。転移しちゃうと「これは、もう死ぬな」って今度こそ思ったんですが、

これまた運良く取ってもらうことができて。病院の先生方には感謝しきれません。


取ってもらったけど、一度散らばったガン細胞はいつまた見つかるかわかんないし、生きてる間にやりたい事しよう!と、ゼンタングル三昧してきましたが、

ふと気がつくと「あれ?5年経ってるよ?オリンピック見れちゃったよ?」

今は寛解状態で、分子標的薬治療が続いています。これ、多分生きてる間続くんだと思うのですが、

色んな事情で続けられなくなる事が多いそうです。

その時はどうなるのかなあ?とか。

色々な心配をしてしまうのも、生きてるからこそ。ですねー、


治療後の不安、みたいなのを5年経ってやっと感じ始めたわけですが、

「命がある間は生きないと仕方ないのよ!」

かいつぶりセンターの方がかけてくださった言葉。当たり前のようだけど、聞いてすごく納得。

「考えても仕方がない事を心配するより、今目の前にある事を一つづつ丁寧にする。」

ゼンタングルの話みたいですが、これは治療始めて間がない頃に病院で言われた言葉です。

結局、生きてくってこれに尽きるんだろうな、と思います。

色んな方に、その時々に励まして頂いて。ありがたいことです。